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2017.06.26 トピックス

【JO特集 Vol.8】Play back 2007

40期生対決と福家の開花、そしてパグラヤン劇場


2007年、20回の節目を迎えたJOは、次代の日本を背負うプレイヤーが躍動した大会であり、プレーはもちろん、そのプロフェッショナルな立ち居振る舞いも含めてギャラリーを魅了したスターが煌めいた大会となった。

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土方隼斗がニューピア初登場


まず、上で紹介している映像は、決勝日のベスト16で対戦した大井直幸vs土方隼斗のファーストラック。花の40期生としてこの大会の前年に同期としてプロ入りした2人であり、2017年5月現在のJPBA男子ランキングのトップ2であり、先頃行われた『ワールドカップ・オブ・プール』で日本代表としてペアを組んだ2人だ。

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大井直幸はベスト8に進出


土方が先行し、大井が逆転勝ちしてベスト8に進んだこのゲームは、近い将来この2人が日本のポケットビリヤードを牽引していくことを十分に予感させるものだった。さらに大井はベスト8で、この大会で優勝を果たしたアレックス・パグラヤン(カナダ)と対決。8-9で敗れはしたものの、世界王者を相手にしても自分のスタイルを崩さず互角に戦い抜いた大井に、未来のチャンピオンの姿を重ねたファンも多かった。

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男子決勝はパグラヤン(左)と当時まだJPBA入り前だった羅立文(台湾)の対戦だった


そのパグラヤンは、試合中にギャラリーを意識したパフォーマンスを見せながら、超絶技巧でも存分に会場を沸かせるなど、キュースターの仕事をきっちりとこなしての優勝。日本のパグラヤンファンを倍増させるパフォーマンスを見せたのだった。

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福家美幸、開花宣言!


女子では2004年3位タイ、2005年準優勝と着実に成績を上げてきた福家美幸(栗林美幸)が、遂にJOタイトルを奪取。JPBA女子の開幕戦である『関西レディースオープン』に次ぐ2007年シーズン2勝目を挙げた。

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河原千尋は初の決勝戦登場


この時決勝で戦ったのが、前年覇者の蘇憶雲(台湾)、女王・梶谷景美、2002年大会優勝の夕川景子を倒して勝ち上がった、当時プロ入り3年目、22歳の河原千尋。決勝戦こそ福家の3連続を含む5つマスワリなどで圧倒された河原だったが、この2人の対決もまた、JPBA女子の未来を感じさせるものだった。