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2017チャイナオープン

6月4日〜11日に中国・上海で『2017チャイナオープン』が開催される。試合は2つのステージに分かれ、6月4日〜6日にステージ1、6月8日〜11日にステージ2が行われる。チャイナオープンはWPAランキング対象試合であり、例年ワールドクラスの選手達が参加している。2009年からの開催と比較的新しい大会ではあるが、今や世界のビッグタイトルの一つとして数えられている大会だ。

日本の男子は、大井直幸、高野智央、児玉利洋がステージ1からの参戦で、ステージ2から土方隼斗がJPBAシードでの出場。女子はステージ1から曽根恭子、平口結貴が参加し、河原千尋、栗林美幸、藤田知枝がシードでステージ2から出場する。


今年で9回目の開催となるチャイナオープンだが、男女ともに日本人が優勝したことはなく、ベスト4まで残ったことがあるのは赤狩山幸男で、2009年、2012年に3位タイの成績を残している。しかし今年は、海外遠征を積極的に行い『World Pool Series』の第1戦で5位タイの成績を残した大井直幸や、2016年の女子世界選手権と全日本選手権で準優勝、アムウェイカップで3位タイと世界女王まであと一歩のところにいる河原千尋など、日本人選手の活躍は十分に期待できる。


試合形式は男女共にWPAナインボール、勝者ブレイク。ステージ1は3回行われ、男子が9ラック先取、女子が7ラック先取。ステージ1からステージ2に進出できるのは3日間を通じて男女8名ずつだ。ステージ2はグループラウンドを行ったあと、男子はベスト32から11ラック先取のシングル・イリミネーション、女子はベスト16から9ラック先取のシングル・イリミネーションとなっている。また、今大会は男女合わせて大会賞金総額が373,600米ドルで、男子の賞金総額は昨年の世界選手権を上回る額になる。日本人選手にこのビッグタイトルを獲得して欲しいところだ。