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過去のニュース(2015年)

2015.12.14 イベント

女子最終戦は河原千尋が制す!

全日本女子女子プロツアー第2戦

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河原は7月の『ジャパンオープン』以来の今シーズン4勝目


2015年度の最終戦、『全日本女子プロツアー第2戦』が12月12日~13日(土・日)に京都の『POOL BLOW』を決勝会場として開催された。全日本選手権後の12月にランキング対象試合が行われるのは珍しいが、過去に例がない訳ではない。ちなみにランキング争いに関しては既に河原千尋の1位が戦前に確定している。

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会場となった京都の『POOL BLOW』


今年の河原はここまでジャパンオープン優勝を含む3勝を挙げ、『全日本選手権』準優勝、『ナインボール世界選手権』4位と素晴らしい成績を残してきた。逆に今年の最低成績が3月に行われたツアー第1戦での9位タイだったことを思えば、ここはリベンジの意味も込めて気合いが入るところ。

参加はプロ30名、アマ8名の計38名。また、12日の夜にはJPBA公認の女子プロファンクラブ『Q-CLUB』主催によるファンミーティングが『POOL BLOW』で開催され、50名以上の参加者で盛り上がりをみせた。プロとして、試合以外の場でもビリヤードの楽しさをアピールするのは大事なこと。このような集まりが頻繁に行われるようになれば、女子ツアーもさらに盛り上がっていくことだろう。

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3位タイ・夕川景子


3月に同じ『POOL BLOW』で開催された第1戦では、青木絵美がツアー初優勝。青木にとって験の良い会場だけに今回もという気持ちはあったはずだが、残念ながらベスト16には残れず。9月の『九州レディースオープン』を制した野内麻聖美も決勝日に残れなかった。安定したランキング上位勢 vs 次世代集団というのは常にある構図だが、今大会ではベスト8でそれがはっきり出る形になった。

4試合をランキングで見ていくと、1位 vs 10位、2位 vs 29位、3位 vs 7位、4位 vs 16位の対戦となり、4戦全部で上位勢が勝ち上がる結果に。上位勢が安定したプレーで勝ち上がるのも質の高いプレーを見せるという意味で大事なことではあるが、ランキング下位からの突き上げがあってことツアーは活性化する。来年は上位勢を脅かす新星の誕生にも期待したところだ。

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3位タイ・栗林美幸


準決勝2試合、片方は1位の河原が4位の夕川景子を一蹴する形となったが、もう一つの試合、2位の梶谷景美と3位の栗林美幸の一戦がこの日のハイライトだったと言って良いだろう。もし栗林がここに勝って優勝すれば、2位と3位が逆転するという状況に両者気合いが入らない訳がない。栗林5-2リードから梶谷が逆転リーチ。栗林が追い付いた最終ラック、1番セーフティ戦から栗林が取り切りにかかるも、4番で痛恨の出しミス。栗林の6年ぶりのトップ2復帰はかなわなかった。

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準優勝・梶谷景美


ランキング1位 vs 2位となった決勝戦。だが、もし梶谷が勝っても逆転はないという状況だ。2人の対戦と言えば、梶谷が勝った13年の全日本選手権決勝が思い浮かぶが、実はそれ以降で見ていくとこの2年間は河原の5勝1敗、現在3連勝中というデータが出てくる。試合は河原が一歩リードしたまま進み、6-4とリーチをかけた第11ラック、梶谷の5番セーフティを河原が素晴らしい縦バンクで返して取り切り。河原、今期4勝目を挙げ、2015年の有終の美を飾った。

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3年連続でランキング1位を獲得。女子ツアーは来年も河原を中心に展開していきそうだ


2016年度の女子ツアーは1月30日~31日(土・日)に開催される『関西レディースオープン』から始動する。強さと美しさを併せ持つ女子ビリヤードのポテンシャルは高いのだから、来年の女子ツアーのさらなる活況に期待したい。

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