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過去のニュース(2015年)

2015.07.12 トーナメント

スーパービリヤード中学生・林武志が初タイトル!!

第28回全関東学生ナインボール選手権大会

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全関東学生ナインボール選手権は日本ビリヤード協会(NBA)が主催


『東日本グランプリ第4戦』の決勝日と同日の7月5日(日)、渋谷の『CUE』にて『第28回全関東学生ナインボール選手権』が開催され、関東各地から集まった17名の学生選手達による熱い戦いが繰り広げられた。

種目はナインボール。フォーマットは予選が4ゲーム先取・交互ブレイクのダブル・イリミネーション、そこを勝ち上がった4名による決勝シングル(4ゲーム先取・交互ブレイク)で優勝者を決定した。

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林武志、大学生に1人混じっての戴冠


前年の優勝で、大会史上初となる3連覇を達成していた慶應義塾大学の鈴木謙吾には、優勝候補としての期待がかかったが、参戦者中唯一の中学生だった林武志(神奈川県三浦市立三崎中学校)に勝者最終で敗れると(1-4)、敗者最終戦で永久保光祐(東京大学)との試合も落としてしまい(1-4)、自身の記録更新とはならなかった。

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左から永久保光祐(東京大学)、相澤朋希(早稲田大学)、林武志(神奈川県三浦市立三崎中学校)、小沢章一(明治大学)


鈴木敗退の事実だけでも学生達のレベルの底上げがなされていることが感じ取れるが、そんな中で堂々と勝者側を勝ち上がったのは相澤朋希(早稲田大学)と前出の林。敗者側からは小沢章一(明治大学)と永久保が這い上がってきた。決勝トーナメント緒戦は相澤vs小沢、林vs永保。ここを相澤が4-2、林が4-0でものにし、ファイナルはこの日無敗同士の2人が激突する文字通りの頂上決戦となる。

決勝は林がマスワリで先行すると終始冷静さを保ち続け、そのまま逃げ切って相澤を4-0で下した。小学生の頃から大人顔負けのプレーぶりでメディア露出の機会も多かった林(中学に入っても『スーパービリヤード中学生』として紹介された)にとって、これが意外にも自身初の公式戦優勝だった。ちなみに、この大会での中学生の優勝は初の快挙。

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林の夢は世界チャンピオン。まだまだ目指す道のりは長い!!


日々の鍛錬と実力者がひしめく神奈川アマチュアポケットビリヤード連盟(KPBA)で揉まれていることで、林が確実に実力をアップさせているのは確か。安定感のある試合運びは、その成果だったのだろう。林以外は参加者全員が大学生という中での優勝は、その実力が本物だったことの証明となる。林は7月26日(日)から台湾で行われる『ジュニア・ナインボールアジア選手権』への出場が決まっており、そちらでの活躍にも大いに期待したいところだ。

写真提供/林伸高