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過去のニュース(2015年)

2015.03.28 トーナメント

GP-WESTの初戦は四国開催!!

西日本グランプリ第1戦

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前年シリーズ3勝を挙げMVPになった大井直幸

3月29日(日)に、『西日本グランプリ第1戦』が香川県の『ビリヤードだっく』で開催される。この大会はJPBA所属のプロ達が所属地区によって東西に分かれて争われる(アマチュアプレイヤーも出場できる)もの。それぞれ年間複数回開催で獲得ポイントによって順位を競い、シリーズMVPを決定している。今年の西GPシリーズは全4戦の開催予定。

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過去4シリーズで3度のMVPは驚異的

前年シリーズは大井直幸が全5戦中3勝し、異論を挟む余地なくMVPの称号を得ていた。昨年、同プロはJPBA全体の年間ランキングでも1位に輝いており、その活躍ぶりは「日本という括りでは狭すぎるか!?」というほど。今年の公式戦でもすでに『全日本オープンローテーション選手権大会』で準優勝、JPBA公式戦ではないものの、『京都オープン』で大会3連覇を達成するなど、強さに陰りは見られない(関西オープンは中国式エイトボール世界選手権[中国]出場のため不参加)。'11年シーズンからの4年間で3度の西GP・MVPは彼のもの。

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前年、最終戦まで唯一MVPの可能性を懸けて大井と争ったのが竹中寛だった


それならば、誰が大井を止めるのかという話になってくる。その筆頭候補として名前が上がるのは、前年の西GPランキング2位と3位で、それぞれ1度ずつ優勝も果たしたサムライ・竹中寛、ダイナマイトレフティ・川端聡。そして大井との相性、対戦成績に優れる田中雅明(同4位)だろう。田中は今シーズン初戦の『関西オープン』準優勝、先の全日本ローテーションでは決勝で大井を下して戴冠と波に乗る。

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ベテラン・川端聡は、大井に引けを取らぬGP第1戦のアベレージの高さ


調べると過去8シリーズのMVPは、総じて緒戦の入り方が良く、1例を除いてみな優勝ないしは準優勝の成績を収めている('12年のMVP・大井は西GP第1戦が3位タイ。ただ、上位入賞に変わりはない)。MVPを奪取するにあたって、近年は複数回優勝が必須条件となっているので、初戦で勝利を得られれば、ポイントだけでなくその後の戦いにも精神的なアドバンテージを得られることは想像に難しくない。

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田中雅明、15年シーズンの入りは良好!


ただ、西日本には上述のプレイヤー達に引けを取らない実力者、曲者が揃っているので、どれも簡単な試合になることはないと断言していい。視点を変えれば、今までの西GPの成績が芳しくなかったプレイヤーにも、初戦で優勝できればその先が明るく広がる可能性を大いにあるということ。だからこそ、この第1戦は重要なのだが果たして!? 決戦は明日!