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過去のニュース(2015年)

2015.02.22 イベント

35チーム・428名の頂点は『スミヨシ』

『店舗対抗リーグ戦2014~2015ファイナル』 at 横浜『ハイランド』

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ファイナル全出場者で記念撮影


2013年にテストケース的な第1弾が行われ、好評を博したチームイベント、『店舗対抗リーグ戦』。その第2弾が、2014年秋から行われ、年をまたいだ2015年2月21日(土)、『ハイランド ビリヤード』で行われた8チームによる最終決戦、『ファイナル』をもって全日程を終了した。

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会場となった神奈川県横浜市の『ハイランド』


今回の『2014~2015シーズン』には、9つのディヴィジョンに35チーム、延べ428名が参加。昨年10月に始まった「1stステージ」から「プレーオフ」「2ndステージ」というセレクションを経て、神奈川から7チーム、そして初参加となる沖縄から1チームがハイランドに集結した。

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ペア戦やトリオ戦ではしっかり確認しあってプレーするチームが多かった(写真はラリーチーム)


この「ファイナル」では、8チームがシングルトーナメントで激突。競技種目はナインボールで、順番に「シングル戦」2試合、「ペア戦」2試合、「トリオ戦」1試合を行ない、獲得ポイントで勝敗を決める(トリオ戦に入る前に決着する場合もある)。各試合のフォーマットは、メンバーの力量やチーム編成、相手との力関係に応じて、2ゲーム先取~6ゲーム先取まで細かく設定されており、ボールハンデとして「8番」がポイントボールとなる場合もある。またプロも参加できるが、シングル戦ではプレーできない。

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準優勝のロリエチーム


これはなかなか撞き応えのあるフォーマットで、1カード(シングル戦からトリオ戦まで)を終えるのに3時間前後を要する。日頃から切磋琢磨する同じビリヤード場の仲間と、「苦しみも楽しみもプレッシャーも喜びも、ぎゅっと詰まった3時間」を共有しながら、励まし合ってプレーする。その先には35チームの頂点に立ったチームだけが手にできるトロフィーと、何にも勝るメンバー全員の笑顔がある。

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優勝のスミヨシチーム


「ファイナル」出場の8チームの顔ぶれを見ると、前回優勝の『ノテウ』チームを始め、『ロリエ』、『アロウズ』、そして沖縄の『ハスラー』あたりは強い選手を揃えていた印象。そんな中、それら強力チームをことごとく破って優勝したのが『スミヨシ』チームだった。スミヨシは初戦のハスラー戦で、シングル戦2試合を落とすという崖っぷちからのスタートだったが、プレイングマネージャーの早瀬優治プロの采配とコーチングが冴え渡り、トップ女子アマ・米田理沙を始めとするチームメート達ものびのびとプレー。

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今年から東日本所属となった土師理恵子プロ。3位のノテウチームとして活躍


ハスラーチームに「フットショット対決」(PK戦)で勝利を収めてから、スミヨシのチームワークはより一層堅固なものとなり、準決勝では『ラリー』チームを撃破。そして、決勝では国内トップアマ小川徳郎と松村学プロを擁する『ロリエ』チームをストレートで下して、嬉しい初優勝を飾った。まさにチーム力が個のタレント力を上回った、団体戦の醍醐味が凝縮された優勝劇となった。「他は強いチームばかり。うちはずっと楽しみながらプレーしていました。それが良かったんでしょうね」(早瀬)。

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スミヨシは早瀬優治プロ(左)の的確なコーチングが光った


こうして2014~2015シーズンも成功裡に幕を閉じた店舗対抗リーグ戦。主催者によると来シーズンも開催予定とのことなので、どこからどのような個性や魅力を持ったチームが生まれるか、今から楽しみだ。なお、今回の2014~2015シーズンファイナルの模様は、本誌5月号でもレポートする予定だ。

●ファイナル出場全8チーム

Sumiyoshi(神奈川県川崎市)
ロリエ(神奈川県大和市)
noteu(神奈川県平塚市)
RALLY(神奈川県相模原市)
MECCA(神奈川県川崎市)
アロウズ(神奈川県横浜市)
JACK上大岡(神奈川県横浜市)
HUSTLER(沖縄県那覇市)

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