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過去のニュース(2014年)

2014.04.28 トーナメント

酒井大輔、初V! 小西さみあは連覇!

第29期全関東ビリヤード選手権大会

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シニア級優勝の酒井大輔(メッカ)

陽光暖かな春の日曜日、東京・渋谷の『CUE』で、ポケットビリヤードのアマチュア公式戦『全関東選手権』が行われ、正装に身を包んだ男女計約130名が、伝統ある関東アマタイトルを目指して熱戦を繰り広げた。

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女子級は小西さみあ(Trigger)が大会連覇を達成

まず、97名が参加した「シニア級」(一般男性A級の部)は、今年もタイトルホルダー達がズラリ勢揃い。フォーマットは今年からテンボール(7ゲーム先取)のシングル・イリミネーションとなっている。前回大会覇者の小宮鐘之介(夢幻)は初戦から順調に勝ち上がって行くも、ベスト8で元「名人」の持永隼史(ミスタースポーツマン学芸大学店)に競り負けて5位タイで終了した。

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会場となった『CUE』

並み居る強豪を抑えて優勝したのは酒井大輔(メッカ)。しっかりとキューを出すことが信条の酒井は、そのスタイルを崩すことなく勝ち上がる。ベスト8で本間俊行(プールファクトリー)に圧勝し、セミ・ファイナルで持永をぎりぎりのところで食い止めてファイナルへ。最後は千葉が誇るトップアマ、浅香雅人(長太郎)を相手に先行逃げ切りを決めて7-3で勝利。「あれよあれよという間に優勝できてしまいました」と大会初Vの感想を爽やかに語った。

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シニア級準優勝の浅香雅人

一方、28名というやや寂しい参加人数となった「女子級」は、前回大会覇者の小西さみあが技術力の高さと安定感を見せる格好になった。こちらのフォーマットはナインボール(7ゲーム先取)のシングル・イリミネーション。小西は、ベスト16の芳賀八恵(ポイントプラス)戦は7-6の接戦となるも、そこから、中島三和子(レールバード)、伊藤いずみ(スティンガー)を共に1点に抑えてファイナルへ。最後は、浅尾はな恵(ミスタースポーツマン学芸大学店)を中盤以降突き放して7-2で勝利。「公式戦で連覇できたことも嬉しいですし、良く撞けた試合もあるので嬉しい」と微笑んだ。

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女子級準優勝の浅尾はな恵

今年は1日開催となり、従来の「予選:ダブル・イリミネーション」から完全シングル・イリミネーションに変更し、男女ともゲーム数を長くし、男子は種目をナインボールからテンボールに替え......と、時代と規模に則したフォーマット変更を図った本大会。因習にとらわれるのではなく積極的に試行している姿勢が好ましく映る。それで「全関東タイトル」の輝きが色褪せることはない。

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