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過去のニュース(2014年)

2014.03.03 トーナメント

2014年東GP開幕戦は赤狩山幸男が勝利!

東日本グランプリ第1戦(デキシークラブ船橋店)

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3月2日、千葉県船橋市『デキシークラブ船橋店』にて今年の東日本グランプリ第1戦が開幕した。昨年は栗林達の終盤での2連続優勝で年間MVPも奪取して幕を閉じた東日本グランプリ、今年も初戦から熱戦に続く熱戦が繰り広げられた。

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第1戦の会場、千葉県船橋市『デキシークラブ船橋店』


この日はベスト16から注目カードが目白押し。特に昨年のJPBA年間ランキング1位の座に着き、今年も関西オープンで優勝している土方隼斗と年間ランキング2位の羅立文との試合は大熱戦となった。

序盤から勢いに乗る羅が土方を引き離し6-3とリードを奪うものの、そこから土方が一気に押し返し3連マスを含む5連続得点で逆転勝利を収めてベスト8へと勝ち進んだ。その他ベスト16、ベスト8の全12試合中5試合がヒルヒル対決で、それ以外にも非常に競ったゲームが多く展開された。

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ベスト16で実現した'13年JPBAランキング1位vs2位(羅立文)対決を制したのは土方隼斗


そして決勝に進んだのは2006年東北オープン以来の公式戦優勝、そして2005年以来の東日本グランプリ年間MVPを狙う山本久司と、昨年は東日本グランプリでは第3戦で優勝し、さらに準優勝2回5位タイ2回という安定感で、グランプリイースト・ランキングでは3位につけた赤狩山幸男の2人である。

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3位タイ・高野智央


山本は順に矢野裕一、松村学、準決勝では高野智央を8-0で下しての勝ち上がり、赤狩山は永松宜明、ヒルヒルの末に嶋野聖大、ベスト8で土方を下した塙圭介を退けてのファイナルだった。なお、今年から東日本グランプリでは毎試合ベスト4より45秒のショットクロックが導入されている。

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3位タイ・塙圭介


試合は熟練した技を見せる山本と、攻守自在の赤狩山が互いに一歩も譲らぬ好ゲームを魅せた。難球が続いた時、前述のショットクロックが選手達により速い判断力を求め、昨年までよりも難しいゲーム展開を生み出していく。

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準優勝・山本久司


そしてヒルヒルで迎えた最終第15ゲームは激動の展開に。山本のブレイクが綺麗に当たるものの手球が無念のスクラッチ。ここから赤狩山が一気にゲームを決めるかに思えたが、まさかの6番でのシュートミス。すると山本が'05年以来の東日本グランプリ優勝かと思われたが、その6番で痛恨のスクラッチ。これにて勝負アリ。残りを丁寧に取りきった赤狩山の優勝で今年の東日本グランプリ第1戦は幕を閉じた。

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優勝・赤狩山幸男


新たなルールも取り入れられた東日本グランプリ、今年の年間優勝の座に座るのは果たして誰になるのだろうか。例年通り、ブレイクのスピードガンコンテストや選手によるトリックショットショー、グランプリトトなど楽しいイベントも用意されている。第2戦は神奈川県の『ハイランドビリヤード 』にて4月6日に開催。プロ達の卓越した技術によって繰り広げられる試合を観戦しに足を運んでみてはいかがだろうか。

M.Kitamura