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過去のニュース(2014年)

2014.02.05 プレイヤー

ニューヒロイン誕生とダブル佐藤

Player Pick up  佐藤千晶

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ニューヒロイン・佐藤千晶


先の『関西レディースオープン』でニューヒロインが誕生した。佐藤千晶、1987年2月16日生まれの26歳。宮城県在住のO型だ。プロデビュー戦で強豪先輩プロを続々となぎ倒す様子に、会場内の視線を独占したシンデレラ。初日の土曜日にはベスト16戦で河原千尋(2013年ランキング1位)を破り、決勝日には曽根恭子(同3位)、野内麻聖美(同4位)を倒す奮闘。決勝戦で栗林美幸に敗れるも、ルーキーとして鮮烈にその名を刻み込んだ。

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デビュー戦で見事準優勝。写真は溝口清美(3位タイ)、栗林(優勝)、佐藤、野内(3位タイ)


北海道出身の佐藤は、大学進学にともない宮城へ移り、そこでビリヤードを覚えて現在に至る。「(昨秋に)プロ入りを決めてからは、ほぼ毎日」車で往復1時間半をかけて仙台市の『プールウェブ』に通った。今大会は「9.5割が初めて会う方。対戦相手はCUE'Sでしか見たことがない、私にとって芸能人みたいな存在」だったと笑う。だが「緊張してダメになるかと思ったけど、落ち着いて球に向き合える自分がいた」と言葉通りの安定感を披露した。

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東北の佐藤といえば青森を拠点に活動する佐藤麻子がいる。JPBA43期生としてプロ入りを果たし、2012年には全日本女子プロツアー第1戦で3位タイ入賞を果たすなど、高い総合力が評価される存在で、初優勝も近いと目される1人でもある。昨年に自らビリヤード場をオープンしたこともあり、トーナメントは選んで出場する状況にあるが、同じ東北のルーキーが華々しいデビュー戦を飾ったことで、より発奮してくれることは間違いないだろう。

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今回、佐藤千晶と一緒に大阪入りを果たした同じ東北の鈴木淳(岩手)も「皆さんに引っ張ってもらいつつ、東北が盛り上がる起爆剤になれば。そして同じ東北の女子プロとして"ダブル佐藤"で頑張って欲しい」と期待を寄せる。また引率した先輩の目として「(対戦相手が)皆先輩で『自分より上手いんだ』という謙虚な姿勢がよかったのだと思う」と快進撃を分析。また東北から参戦する同志として、東北のビリヤード界を盛り上げていく意志も固めた様子だった。

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しかし今大会での佐藤へ寄せられた熱視線は男女を問わず過去にスケールのないボリュームだった。そしてあれほど会場で声をかけられたルーキーは過去にいないのではないかというほどの人気ぶり。とある関西の女子プロに、佐藤千晶の初日の様子を尋ねた時に帰ってきた言葉は「めっちゃカワイイねん!」。同性の先輩をそう唸らせた佐藤は、緊迫した場面でしっかり決めてくるあたりに練習量を感じてとれるプレイヤー。

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優勝の栗林と同じ道、またはそれ以上のキャリアを築けるか!?


思えば今回優勝した栗林もデビュー戦で決勝戦まで進み、プロ6年目にはランキング1位の座を射止めた。まずは久しぶりに誕生したシンデレラが、同じ東北のダブル佐藤としてどちらが先に初優勝を果たすのか、そんな点に注目しながら追いかけてみたい。

Akira TAKATA