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過去のニュース(2013年)

2013.07.19 トーナメント

「アートの横綱」渡辺の連覇なるか!?

『第24回全日本アーティスティック選手権大会』開催は21日

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一昨年に開催された前回大会覇者の渡辺元


大きくテイクバックを取り、キューを手球に突っ込み、思う存分引き球を、押し球を、そしてマッセを放つあの快感。または、手球が唸りを上げてラシャ上を駆け回る様を眺めるあの興奮。それをプレイヤーも観る者も共有し、皆が笑顔になって楽しむビリヤードの大会がある。

それが2年に1度開催されている『全日本アーディスティック』だ。アーティスティック競技(「アート」と略称されることが多い)は、一般に「曲球」と言われるもの。キャロムテーブルを使い、キュー切れのパワーやスピンのコントロールを、最大で100種ある世界公式種目(規定配置)を撞くことで競い合う(今回はその内の40種目を採用)。24回目となる今大会は、21日(日)に東京都中野区野方の『Kobby's Billiards』で開催される(入場料は前売り2,000円、当日2,500円)。

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第23回大会には多くのギャラリーが観戦に訪れた


アート競技は世界的にも根強い人気があり、『世界選手権』も行われているほどなのだが、日本にもその魅力に取り憑かれ、これを中心に日々練習をしているプロ・アマプレイヤーが全国にいる。その代表格は、やはり前回大会で他を圧倒するスコアで優勝した渡辺元JPBF)だろう。恵まれた体格を生かした平撞きの切れは絶品だ。

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全日本アーティスティックは優勝12回、久々の優勝を狙う町田正


同じく大柄な体格を誇り、キャロムビリヤードのあらゆる種目に通じる町田正(JPBF)の復活優勝にも期待がかかる。アマチュアでは前回大会3位の井関孝之と、前回は7位でありながらその豊富な練習量に周囲も一目置く原田直樹の名前が挙がるだろうか。

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全前回大会3位の井関孝之


一時代を築いた「アートの王子様」界敦康(JPBF。優勝5回)が、前回大会でアート競技から事実上の引退をし、スリークッションに専念することになった(※先日『全関東』で3C初優勝を遂げた)。界不在の大会で躍進を見せるプレイヤーは誰になるだろうか。本命・渡辺の連覇(3度目の優勝)は叶うのだろうか。そんな優勝争いの行方を追い掛けるのも楽しみだが、今大会ばかりはまず、通常のショットではあり得ない軌道を描くボールの動きを大いに楽しみたい。

T.KOBAYASHI(B.D.)