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過去のニュース(2013年)

2013.06.09 トーナメント

内垣建一、久々のGP制覇!

東日本グランプリ第4戦

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優勝の内垣建一。完璧なプレーで久々の国内戦勝利


9日(日)、JPBA東日本の公式戦『東日本グランプリ第4戦』の決勝トーナメントが、東京都大田区の『キャノンボール大森店』で行われた。

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会場となったのは『キャノンボール大森店』


今回のフォーマットはナインボール、9ゲーム先取、交互ブレイク。これまで3戦のテンボールとは変わり、前回優勝シードの赤狩山幸男、開催店シードの有田秀彰を合わせた計16名のトッププレイヤーがスリリングな戦いを展開した。

ヒルヒルの熱戦が多く、多くのギャラリーも固唾を飲んで戦況を見守る中、ベスト8 に勝ち進んだのは、対戦順に赤狩山vs虻川修内垣建一vs照屋勝司、有田vs山本久司羅立文vs大西想。ここから赤狩山(9-3)、内垣(9-4)、有田(9-4)、羅(9−4)が勝ち上がり、準決勝は赤狩山vs羅、内垣vs有田のカードに。

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3位タイとなった有田秀彰


この日好調の2人が激突した内垣vs有田の戦いは、ホームの声援を受ける有田が渾身のプレーを展開したが、序盤から幾つか見られたミスがそのまま得点差となり、中盤から抜け出した内垣が9-6で勝利。

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同じく3位タイの羅立文


昨年のこの大会で優勝の羅、そしてグランプリ2連覇を狙う赤狩山の対決は、中盤まで拮抗した展開が続いて6-6。迎えた勝負所の終盤、いつもの集中力をやや欠いた感のある羅がセーフティ、シュートミスで赤狩山にチャンスを献上。ここをしっかりとものにした赤狩山が3連取で決勝に進んだ。

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準優勝の赤狩山幸男。惜しくもグランプリ連覇はならず


ブレイクスピードガンコンテスト、そして虻川修、有田秀彰によるトリックショットがギャラリーの大歓声を受けた後に始まった決勝戦。バンキングを制した内垣がいきなりロケットスタートを決めて5-0と先行。「今日は観客の皆さんの声援をもの凄く感じながらイメージよく撞けました」。そう語る通り、ブレイクも当たって配置が良ければそのままマスワリ、ポイントでは赤狩山が長考を余儀なくされる厳しいセーフティを決め、スロットル全開のままにあっという間に8-2でリーチ。

上がり際の8番をミスしてその後赤狩山に1点を返されて8-4となったが、ブレイク番の第13ゲーム、1番セーフティで赤狩山からファウルを奪うとそのままランアウトでフィニッシュ。自身、'08年の東日本グランプリ第7戦以来5年振りとなる国内公式戦優勝を果たした。