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過去のニュース(2013年)

2013.05.27 トーナメント

日本凱旋の桑田が全日本優勝で力を証明!

第12回全日本スヌーカー選手権(竹田杯)

5月26日(日)、『第12回全日本スヌーカー選手権(竹田杯)』の決勝(ベスト8から)が東京都荒川区の『スヌーカークラブ』で行われ、この大会に参加するために修業先のタイから一時帰国していた桑田哲也が、笹田敦史とのファイナルを4-2で制して、大会初優勝を飾った。

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桑田哲也が大会初制覇


ベスト8(ベストオブ5/3フレーム先取)には、3月下旬に行われた『第13回全日本学校対抗ナインボール選手権大会』に慶応義塾大学チーム(ペア)として参戦し、見事に優勝を果たした鈴木謙吾(大学2年生)も参戦。スヌーカーキャリアは1ヶ月弱という中での、ベスト8進出はサプライズを提供したが、笹田に1-3で敗れ、鈴木の挑戦は幕を閉じた。

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鈴木謙吾の初参戦でベスト8は立派な戦績だ


準決勝(ベストオブ5/3フレーム先取)は桑田vs大水衛、笹田vsディフェンデングチャンピオン・栗本高雄となる。ベスト8で田中優輔を3-0で下した桑田は、ここでも修行の成果を存分に発揮。3度のハーフセンチュリー(50点を超える連続得点)を稼ぎ出し、3-1で大水を退けた。

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タイでの修行の成果を存分に知らしめた


中でも85点のブレイクの際には会場の全てが桑田のテーブルを見守り、この時ばかりは隣で試合を行っていた笹田と栗本もキューを休める。桑田は残ったブルー(5点)、ピンク(6点)、ブラック(7点)を無事に沈めていれば、センチュリーブレイク(100点を超す連続得点)の達成だった。

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ファイナリストの(左から)笹田淳史、桑田哲也


もう1試合、笹田vs栗本は前年大会のファイナルカード。試合は笹田が選手権者を相手に2-0とし、第3フレームもスコアでリードを奪う。しかし、栗本が意地を見せてこのフレームを逆点すると、第4フレームも連取し、決着は最終フレームに持ち越された。だが、栗本の猛追を振り払った笹田が昨年のリベンジに成功。ファイナルへの切符を掴んだ。

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笹田、来年3度目の正直となるか!?


決勝(ベストオブ7/4ゲーム先取)は序盤で笹田が2-1とリードするが、桑田がすぐさま次のフレームを取り返し、2-2のイーブンでインターバルを挟む。ここまでの展開では、勝負事では重要となる「運」が、わずかながら笹田に向いていたようだった。

再開後もその流れは続くが、第5フレームで桑田がリードされて後がない場面から逆転劇を演じ、ギャラリーから大きな喝采を浴びる。自らのキューで流れを我がものとした桑田は、そこから勢いに乗り第6フレームでも順調に加点。今まで惜しくも届かなかった竹田杯に、晴れてその手を掛けることに成功した。