ビリヤードウェブキューズは『CUE'S』誌が運営する総合情報サイトです

関西オープンが明日開幕！

「いよいよ、シーズンが始まる」
そんな引き締まった思いで、明日から始まる『関西オープン』に臨むプロも少なくない。そう思わせるのは、一昨年まで『開幕戦』の位置付けで１月に開催されてきたことや、ビッグタイトルを目指して大阪の地に全国からプロが集結することも意識にあるだろう。

事実、この大会はシーズンを占う上で非常に大きな意味を持つ。特に男子にいたっては、過去5年を振り返ってみても、この大会を制した選手がその年の日本ランキングに輝く確率が6割で、昨年はアレックス・パグラヤン（フィリピン）が優勝したので、準優勝だった大井直幸（JPBA最高位）をカウントすると、なんと80％という数字が示されることとなる。

昨年準優勝、そして'12年ランキング1位の大井直幸はシード選手として決勝トーナメントから登場する

もちろん注目はそれだけではない。まず前出のパグラヤンを筆頭にフィリピンから5名の刺客が参戦する。日本勢が迎え撃つのか、それとも強国の猛者が"円"をせしめるのか、ファンとしては見逃せない攻防となるだろう。

また女子は事実上の開幕戦となり、梶谷景美や河原千尋といった上位常連組が壁となる昨今の状況の中、先日の記事で紹介した藤井寛美や藤原和子といった初優勝を狙うグループがどこまで食い込むことができるのかを占う一戦でもある。

女子の予選は『マグ・スミノエ』（大阪市住之江区）、男子は本戦会場である『ビリヤード玉出ACE』（大阪市西成区）ほか府下の各店舗を使用して行われる。日曜日に行われる決勝の舞台に立てるのは、男子32名、女子8名のみ。開幕ダッシュを懸けて繰り広げられる激闘の様子は、ウェブキューズやツイッター（CUES_BAB）からお届けするので、今週末は熱視線を大阪に向けていただきたい。

Akira TAKATA