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2018.06.17 ジャパンオープン

【JOカウントダウン Vol.3】 30年史その2

From 2001 to 2003


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ニューピア元年の男子決勝は逸野暢晃(右)が趙豐邦(台湾)を下して優勝


2001年3月25日、東京・竹芝の『ニューピアホール』特設会場に男子16名、女子8名のトッププレイヤーが集結した第14回大会は、現在に繋がるエポックメイキングな大会となった。『ジャパンオープン』は、この年から『全日本選手権』の「SG1」に次ぐ「G1」のトーナメントにグレードアップされたのだ。

男子359名、女子69名、計428名が出場したこの大会でG1タイトルを初めて獲得したのは、男子・逸野暢晃と女子・梶谷景美。逸野は大勢のギャラリーから大声援を受けながら、当時の台湾ナンバーワンプレイヤーでナインボール世界王者でもある趙豐邦を決勝戦で撃破して優勝。逸野にとってこれがプロ初タイトルでもあった。

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梶谷は2001年にJO3連覇を達成


女子の梶谷は、第14回大会に前人未到のJO3連覇がかかっていた。ファンからの期待とのしかかる大きなプレッシャー、そして「女王は勝って当たり前」の空気の中、梶谷は今も変わらぬ冷静で正確なプレーを貫き、決勝戦で曽根恭子を下して勝利。その強さを改めて印象付けたのだった。

ニューピア2年目の2002年、第15回大会の優勝者はフランシスコ・ブスタマンテ(フィリピン)と夕川景子。決勝戦でJO初参戦のラルフ・スーケーにシャットアウト勝ちしたブスタマンテはこの年、11月の『全日本選手権』でも優勝を果たし、国内2大タイトルを独占する圧倒的な力を見せた。また、プロ入り3年目の夕川は決勝戦で、梶谷の4連覇を阻んだ関川輝子との接戦を制してJO初優勝。プロ2勝目をビッグタイトル獲得で飾った。

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夕川はこの年西日本女子プロツアーでも勝利して年間ランキングは3位


2003年の第16回大会では、世界から強豪が集う大会に成長を続けるJOの舞台で、アマチュアプレイヤーがタイトルをその手にした。神奈川アマチュアポケットビリヤード連盟(KPBA)所属の西嶋大策(現JPBA)が、準決勝でエフレン・レイズ、決勝戦でラミル・ガレゴというフィリピンのトッププロに勝利して戴冠。JO史上初の快挙を達成した西嶋はその2ヵ月後にプロ入りを果たした。

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西嶋が史上初のアマチュア優勝を達成


一方、初優勝を狙う浜西由紀子(大井由希子)と高木まき子の決勝となった女子の戦いは、経験に勝る高木が浜西を抑えて勝利。1994年の第7回大会以来、9年振り2度目の優勝を果たし、この年JOタイトル含む年間6勝を挙げて年間ランキング1位の座に就いた。

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高木は2003年にツアー6勝を挙げる活躍を見せた


第16回大会は計452名と出場者も年を追う毎に増加し、春の一大イベントトとしてビリヤードファンに認知されていったJO。しかしこの後3年間、日本人プレイヤーは男女共にタイトルから遠ざかることになる(次回:『JO30年史その3』に続く)。