WEB CUE'Sトップ > 過去のニュース(2018年) > 【山梨大学撞球部】四ツ球 × ブドウ?? 

過去のニュース(2018年)

2018.06.19 トピックス

【山梨大学撞球部】四ツ球 × ブドウ?? 


美味しいブドウ、味わってください!

山梨大学で、今年の3月に新しい部活が創立された。その名も「撞球部」。

名前からわかるようにビリヤード部だ。ビリヤードの部活がある学校は少ないが、撞球部は中でも一層稀少な部類だろう。活動種目は「四ツ球」。ポケットでもなくスリークッションでもなく四ツ球である。そして、6月現在の主な活動内容は「ブドウ栽培」。「なんで? どうして??」のクエスチョンマークが頭に沢山浮かぶ。そんな疑問符を解消すべく今回は撞球部の田中部長にお話を聞いてみた。

dokyubu_all2.jpg


「きっかけは、四ツ球の競技人口が少ない、若い人が出て来ないと競技がなくなってしまうと顧問の方がお話してくれたことでした。山梨には四ツ球用のテーブル(中台)を置いてある場所がないし、山梨の新しい魅力含め、山梨大学の新しいコンテンツとして面白いかなと思って部の創設に至りました」と田中部長。

dokyubu_pool2.jpg


ちなみに創立時点の部長のビリヤード経験値は0。しかし、競技人口が少ないので上達を目指せばトップクラスも夢じゃないし、やるからにはしっかりやりたいし成果を出したい、と『全日本四ツ球アマチュア選手権』への出場も視野に入れる。サークルではなく部活という形を選んだのもそう考えたからだ。そんなこんなで始動した撞球部だが、練習するにも肝心のテーブルもなければ部室もない。そこで田中部長の所属する学科の技術職員であり、現撞球部の顧問が提案したのが、


「ブドウを栽培して、その収益でテーブルを導入しよう!」


というもの。 山梨の中山間地には担い手不足のブドウ畑がたくさんあり、以前から山梨大学の学生有志を募って「ブドーブ!!」としてそういった畑を借りてブドウ栽培・販売を行っていた。今年はその「ブドーブ!!」の活動を撞球部が引き継ぎ、ブドウ畑の収益で練習環境を整えようという算段だ。こうして 「ビリヤード部によるブドウ栽培」 の構図が出来上がった。

実際に撞球部が借りている畑は、管理されていた年配の方が急逝され、また、ご子息の方は会社務めのためその後の担い手がおらず管理が間に合っていなかった畑だ。撞球部の活動は、ビリヤードのためだけでなく、中山間地を荒れ畑にするのを防いで地域貢献にも繋がっている。

dokyubu_budou1.jpg



ブドウの収穫時期は8月末から9月にかけて。ブドウの収穫・販売が終わるまでは練習環境は整わないので、それまで撞球部の主な活動場所はブドウ園になる。撞球部にとって、おいしいブドウを作ることこそがビリヤード上達への一番の近道だ。

dokyubu_budou2.jpg

今は粒摘という粒を間引く作業の時期。栄養の行き届いたおいしいブドウ作りには欠かせない


現在撞球部には20名の部員が所属する。「ビラ配りが功をなして」そのうち新1年生が16名を占める。普段は顧問に教えてもらったり、「教科書」を見たりしながら週に1度、ブドウ栽培の合間を縫ってポケット台で四ツ球をしている。月に1度は中台が置いてある県外のビリヤード場へ出かけ、店員の方や常連の方に教えてもらいながら練習する。「9月には大阪への遠征も決まっているので、僕たちと撞いてくれるという方がいたらとても嬉しいです」とのことだ。

dokyubu_poolfive.jpg

5月の遠征はお隣静岡県の「ビリヤード ファイブスポット」だった


「まだまだ四ツ球も終わってないぞ、若い人もいるんだぞ」とどんどんアピールしていきたいと田中部長は言う。そのためにも「今年の『全日本レディース』に誰か出られればなっておもっているんですけれど、ただ技術的にまだまだなので......一刻も早く台が欲しいですね(笑)」

dokyubu_all.jpg



「美味しいブドウをぜひ味わってください!」


最後に一言と田中部長にお願いしたところ、そんな言葉が返ってきた。山梨の太陽の恵みを存分に受け、じっくり手間をかけた巨峰は確実においしい。「撞球部×ブドーブ!!」のブドウ(&活動)は撞球部のtwitterやブログにて随時追うことができる。


ブドウ、食べよう!


 
twitter_logo.jpg

@doukyubu

fc2-logo1.jpg

ブドーブ+山梨大学撞球部