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過去のニュース(2018年)

2018.04.08 トーナメント

大井がグランプリ無敗の2勝目!

東日本グランプリ第2戦@自遊空間 アクティブ西浦和店

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大井がグランプリ連覇


4月8日(日)、東日本グランプリ初開催となる埼玉県さいたま市の『自遊空間 アクティブ西浦和店』を会場に、第2戦の決勝トーナメントが開催された。朝一番からトッププロの戦いをライブで見ようと訪れた大勢のギャラリーを前に、ナインボール、10ラック先取(準決勝以降は9ラック)、交互ブレイクによるハイレベルなバトルが繰り広げられた。

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会場となった『自遊空間 アクティブ西浦和店』


前戦優勝の大井直幸、スポンサーシードで登場した昨年のグランプリMVPの土方隼斗の他、栗林達羅立文赤狩山幸男を含め東日本のトップランカーが勢揃いとなった戦いは、ベスト16戦から熱戦が続く。その中からベスト4に勝ち上がったのは、大井、土方、栗林、そしてトップ4の一角である羅をヒルヒルの激戦の末に下した浦岡隆志となった。

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3位タイ・浦岡隆志


準決勝の組み合わせは、大井vs土方、栗林vs浦岡。

今シーズンまだ優勝のない土方だが、この日は初戦で赤狩山を10-7、準々決勝では西尾祐を10-3で下して勝ち上がり。一方の大井は西嶋大策を10-6で下した後、準々決勝ではこの日のベストバウトとも言える高橋邦彦とのヒルヒル戦を制しての準決勝登場。2人のバトルは序盤5-2とリードを取った大井のワンミスから土方が反撃。一気に5-5と追い付くと、そこからは互いに譲らず8-8。最終ラック、土方のブレイク後は攻めがなく2番をセーフティ。しかしこれが隠れず、プレッシャーがかかる中でも変わらぬショット力でここを取り切った大井が第1線に続きファイナルへ進む。

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3位タイ・土方隼斗


もう一つの準決勝は、初戦で東北代表の千葉達を完封し、準々決勝では今年東日本に移籍した正崎洋行に勝った前戦準優勝の栗林が安定感抜群の戦いを見せて、浦岡を9-6で下して、こちらも前戦に続く決勝進出となった。

栗林のブレイクで始まった決勝戦は、互いのミスから点を取り合うスタートからまずは大井が先行。一旦は栗林が4-4とするもすぐに大井もセーフティからチャンスを作ってポイントを奪い返し、第10ラックを終えたところで大井の6-4。第11ラック、栗林が自分のブレイクターンで手痛い4番シュートミスを犯してしまい4-7となり、ここから互いにマスワリで大井の8-5。

第14ラック、大井のイリーガルブレイクとスクラッチで命拾いした栗林が1ポイント返して、さらに次ラックも取って1点差に詰め寄ったが、第16ラックの大井のブレイクが決まってそのままマスワリ。栗林にリベンジを許さず第1戦に続くグランプリ連勝を決めた。

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準優勝・栗林達


初開催となった会場で繰り広げられた極上のナインボールバトルは、2戦連続の登場となった平口結貴も含め、出場した16名がハイレベルかつ個性的なプレーを見せて大いに盛り上がった。今年の東日本グランプリはやはり見逃せない。次戦、第3戦の決勝会場は『キャノンボール大森』、決勝トーナメントの開催日は6月17日となっている。