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過去のニュース(2017年)

2017.12.12 

戦いはいよいよノックアウトステージへ

男子ナインボール世界選手権@カタール・ドーハ

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2017年のラストを飾るビッグトーナメント、『男子ナインボール世界選手権』がカタール・ドーハで開催中だ。9日からスタートした128名によるステージ2のグループラウンドが終了し、いよいよ大会はシングル・イリミネーションとなるベスト64戦に突入する。

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ベスト64戦に臨む4名。左から大井直幸、土方隼斗、羅立文、竹中寛


既報の通り、JPBA勢は勝者側から大井直幸土方隼斗の2名が勝ち抜けていたが、11日に行われた敗者側の進出決定戦に臨んだ羅立文竹中寛赤狩山幸男の3名の内、羅と竹中が勝利を挙げ、ベスト64戦には4名が挑むこととなった。

大井直幸vsフランシスコ・フェリシルダ(フィリピン)
土方隼斗vsChih Nien Rong(台湾)
羅立文vsグエン・アン・トゥアン(ベトナム)
竹中寛vs呉坤霖(台湾)

ちなみにこのベスト64に最も多くのプレイヤーが送り込んだのは台湾の9名。中には張榮麟柯秉逸の2トップの他、柯秉中、呉坤霖、劉政杰といった20代前半の若手もおり、相変わらずの強さを見せている。

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張榮麟はナインボール世界選手権初制覇を狙う


また、今回の世界選手権で特徴的なのが、台湾もそうだが10〜20代前半のプレイヤーが数多く勝ち残っていることだ。中でも注目なのが『ワールドプールシリーズ』の王者となったアルバニアのエクレント・カチ(18歳)と今年チャイナオープンでメジャー初タイトルを獲得し、先のモスコーニカップでもMVPを獲得したドイツのヨシュア・フィラー(20歳)。この2人を含めて25歳以下のプレイヤーが64名中25名を占めるというこれまでにない状況となっている。

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ラスベガスからドーハへ急行し、負けなしでB64入りのフィラー


ここから14日の決勝戦まで続く、負ければ終わりのノックアウトステージ。今年の世界選手権も佳境に突入したが、大井、土方、羅、竹中の4名はどこまで突っ走るのか。その戦いは要注目だ。

Photo Courtesy of WPA/Qatar Billiards & Snooker Federation/Bo Bade