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2017.04.10 トーナメント

土方隼斗、今年初優勝!

東日本グランプリ第2戦

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ベストアマ・本間俊行、3位タイ・鈴木清司、優勝・土方隼斗、準優勝・塙圭介、3位タイ・羅立文


4月10日(日)、『東日本グランプリ 第2戦』の決勝トーナメントが『リンク北千住』で開催され、昨年の東GPランキング第1位の土方隼斗が今季初優勝を収めた。決勝戦で土方と対戦した開催店シードの塙圭介は、観客の声援に押されつつ、2012年以来の東GP決勝戦となったがヒルヒルの末、惜しくも土方に敗れ、涙を呑んだ。

この日の試合はテンボールの8ラック先取、交互ブレイク。準決勝からは40秒のショットクロックが採用された。

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3位タイの鈴木清司


土方は配置が整ったあとは1ストロークの素振りのみで撞くなど、比較的早いテンポのプレーに加え、ここぞという場面でのシュートをしっかり決めるなど、集中した状態でマスワリを重ね、ベスト16で本間洋光アマ、ベスト8で青木亮二、準決勝で鈴木清司をやぶり決勝戦に駒を進めた。

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3位タイの羅立文


対する塙はハードブレイクと、攻守にメリハリのあるクレバーな試合運びを見せ、ベスト16で高橋邦彦(昨年東GPランキング第4位)、準決勝で羅立文(同第2位)を倒すなど、強敵を乗り越えて5年ぶりの東GP決勝戦となった。

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決勝戦の塙圭介。テーブルを取り囲むように多くの観客がいる


会場には多くのギャラリーが観戦に来ており、開催店シードの塙を応援する人も多く、ややアウェーの雰囲気で戦うこととなった土方であったが、塙のミスなどもあり、試合は6-3で土方がリードする展開となった。 しかし塙もセーフティをしっかり決めるなど、堅実なプレーで土方を追い上げ、6-6に追い付き、第14ラックではギャラリーの拍手に後押しされながら難球を沈め取り切り、7-7のヒルヒルで試合は佳境を迎えた。

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土方隼斗のブレイクの様子


観客が固唾を飲んで見守り、緊迫した静寂の中で始まる最終第15ラックは、バンキングを制していた土方のブレイクとなった。会場の誰よりもスピードを抑えたソフトブレイクから、強烈なハードブレイクなど、様々なブレイクを試合中も試していた土方であったが、この日最後のブレイクは強めに割り、的球がポケットイン。「とにかく外さないことを考えた」という、手球が短クッションにある難しいロングの1番をシュートすると、重厚な緊張感の中で取り切り体勢に入り、マスワリで試合を締めくくった。

土方は昨年のリンク北千住で行われた『2016東日本グランプリ第3戦』でも決勝戦で高橋を相手にヒルヒル勝利を収めており、2年連続の同店での優勝となった。昨年はシーズン開幕から公式戦3連勝とロケットスタートを決めた土方であるが、今年もここから怒濤の優勝ラッシュを見せてくれるのだろうか。期待が集まる。

この日の決勝戦の様子は、CBNTで配信予定になっています。編集者イチオシの好ゲームをぜひご覧下さい!