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過去のニュース(2017年)

2017.02.19 トーナメント

大井直幸がベスト8進出

ワールドプールマスターズ

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日本人プレイヤーとして大会初制覇を目指す大井直幸


JPBAから大井直幸が参戦し、2月17日にスタートした『ワールドプールマスターズ』。この大会は1993年に始まり、世界トップクラスのプレイヤー達が集う。優勝賞金2万ドルの招待制のトーナメントで今大会で24回目。試合形式はベスト16からのシングル・イリミネーション、ナインボール8ラック先取、勝者ブレイクで、ワンボール・オン・フットラック、3ポイントルールは採用されていない。

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今回の開催地は英領ジブラルタル


開催地となっている英領ジブラルタルはイベリア半島に南端にあり、地中海を越えればすぐアフリカ大陸になる。中世よりキリスト教 vs イスラム教、西洋 vs アラブの最前線に当たる地政学上の重要拠点。また、地中海と大西洋を結ぶジブラルタル海峡に睨みをきかせる、海上兵力の根拠地になっていて、18世紀以降、イギリスの領土となっている。

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大会連覇中のシェーン・バン・ボーニングはベスト8で敗退


昨年、アメリカのシェーン・バン・ボーニングが大会史上初の連覇を達成。今年は3連覇に挑んだが、初戦こそ準地元、スペインの25歳フランシスコ・ルイス-サンチェスを相手に経験値の違いを見せ付けて勝利したが、続くベスト8戦では同じスペインのトッププレイヤー、デイビッド・アルケイドに自滅気味に敗退してしまった。

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大井の初戦の相手は台湾の鄭喻軒


マスターズに日本人が参戦するのは2011年の赤狩山幸男以来、実に5大会ぶり。近年では2010年に栗林達が準優勝(優勝はデニス・オルコロ)している。大井直幸の参戦は2007年以来10年ぶり。その時はドイツのオリバー・オートマンに初戦で完敗している。

大井の対戦相手は当初、中国の呉珈慶だったが、ビザが下りずに出場できず。代わりに台湾の29歳、2015年の『USオープン』チャンピオンの鄭喻軒が出場。大井は3連続マスワリスタートから試合を優位に進め、8-6でベスト8進出を決め、日本時間19日21時からの準々決勝で2015年ナインボール世界チャンピオン、オーストリアの26歳、アルビン・オーシャンと対戦する。