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女子ナインボール世界選手権

12月15日(木)、中国四川省・峨眉山で行われている『女子ナインボール世界選手権』は準決勝まで終了。日本の河原千尋が初の決勝戦の舞台に本日立つ。その相手は2013年にこの大会を制している中国の韓雨だ。

河原は予選ラウンドの勝者最終でアリソン・フィッシャー(イギリス)に敗れるものの、敗者側からベスト32入り。そこからは中国の周豆豆から始まり、台湾のトッププレイヤーである周婕妤、アイルランドのベテラン、カレン・コーと連破して準決勝まで駒を進める。

準決勝の高夢(中国)との戦いはヒルヒルの大熱戦となる。最終ゲーム、河原のブレイクは取り出しの1番が見えず、セーフティ合戦に突入する。ハイレベルな守備のやり取りの末に河原がフリーボールを渡して万事休すかと思われたが、8番からのポジションミスで難しくなったゲームボールを高夢がミス。河原がそれをしっかりと決めて9-8で自身初の決勝戦進出となった。

河原の世界選手権での最高成績は昨年の4位。実績で勝り、しかも地元中国での試合となる韓雨を倒すのは並大抵の事ではないだろう。しかしながら、ここまでの戦いぶりを振り返っても十分以上に渡り合える予感をさせるのもまた、間違いない。

また他のに日本勢は、夕川景子が9位タイにランクイン。そして最年少プロの平口結貴が予選ラウンドでオーストリアのジャスミン・オーシャンを破るなどの活躍を見せてベスト32入りを果たしている。栗林美幸、梶谷景美、藤田知枝の3選手は惜しくも予選で破れている。

あと1勝で念願の世界タイトルに迫っている河原。女子のナインボール世界選手権の日本人優勝は未だかつてない。歴史に大きな足を残すかどうか、要注目だ。決戦は日本時間の17時より。