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過去のニュース(2016年)

2016.07.17 トーナメント

熱戦の連続の女子、特設行きはJPBA5、台湾3!

『第29回JAPAN OPEN』女子予選

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東京・渋谷の『CUE』にて女子もJO開幕!


7月17日(日)、東京都渋谷区の『CUE』にて『ジャパンオープン』の女子予選が開幕となった。明日の華やかな『ニューピアホール』の舞台に立てるメンバーを一気に8名まで絞り込む。結果から語ると、勝ち上がったメンツは国内勢が、河原千尋梶谷景美、栗林美幸夕川景子木村真紀の5名。海外勢は呉芷婷、郭思延、陳佳樺の台湾若手3名となった。

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2014年チャンピオンの呉も勝ち上がる


試合はまずダブル・イリミネーションの7ゲーム先取で32名を絞り出し、そこから8ゲーム先取のシングルトーナメントへと突入する。結果を見ればわかる通り、国内トップ勢がかなり順当に勝ち上がってみせた。

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女王・河原千尋も危なげなく特設行きを決めた


昨年チャンピオンの河原は失点無しでベスト32へ進むと、小西さみあアマ、光岡純子と危なげなく連破して特設行きを決めた。優勝経験のある梶谷、栗林がともに台湾若手もアマチュア選手もものともせずに決勝日へと進んだのは頼もしい限り。

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平口vs呉は大熱戦! ジュニア時代から親交のある2人は健闘を讃え合った


先日の『関東レディースオープン』にてプロデビュー戦優勝を飾った注目の新人プロ、平口結貴は予選の勝者最終で一度呉に破れるものの敗者側から見事に勝ち上がり、ベスト16まで到達するもののその相手はやはり呉。この試合、平口が先にリーチをかけるものの、呉が見事な逆転勝利を収めた。平口にとっては悔しい敗戦となったが、ギャラリーを大いに盛り上げる一戦ともなった。

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木村真紀も熱戦を制し、ニューピアホールへ


他にも木村真紀が台湾の王婉菱とのベスト16戦で先にリーチをかけたところから一気に追い上げられヒルヒルの末に勝利を収める大熱戦を演じた。この試合がこの日最後の1枠を決める一戦となっており、最後まで試合を凝視し続けていたファン達の大拍手を浴びる好ゲームだった。日本勢全体にとっても明日に向けての良い流れが作られたのではないだろうか。

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一番乗りで通過を決めたのは若干16歳の陳だった


明日に向けて注目しておきたい選手が1名。2000年生まれの台湾選手、陳だ。彼女は昨年の『アジアジュニア選手権』のチャンピオンで、今日のベスト16は藤田知枝を8-4で破って特設行きを一番に決めた。彼女を評して「『よく入れる若手』というのとは違う。既に『上手い』プレイヤー」という言葉を聞いた。この日の試合を見れば納得だ。明日のベスト8、河原との対戦はやはり、要注目。

明日の女子の部は男子のベスト16終了後からのスタートとなる。この8名の中で優勝経験者は河原、梶谷、栗林、呉の4名。彼女達の強さはもちろん折り紙付きだが、今日の熱戦の数々をみればやはり、誰が勝つか予想がつかないのも事実。だが、好ゲームの連続となることだけは間違いない。今からでも遅くない。華麗なヒロイン達の姿を目撃するべく、明日はニューピアホールへ。足を運べないファンはニコニコ生放送へどうぞ。

【ベスト8対戦表】
河原千尋vs陳佳樺
呉芷婷vs木村真紀
梶谷景美vs夕川景子
栗林美幸vs郭思延

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