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過去のニュース(2016年)

2016.07.08 イベント

「お父さん・お母さんと一緒」に子供達がビリヤード

キッズビリヤード2016

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16組の親子が参加した


7月3日(日)、東京・池袋にある『ビリヤード・ロサ』で、つい頬がゆるんでしまうような微笑ましい親子のビリヤードイベントが行われた。その名は『キッズビリヤード2016』。こちらは前年にも同店にて複数回行われたイベントを、今年から本格的に、恒常的に開催していくという明確な決定の下で実施した「第1回目」という位置付けだ。

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大人も子供もビリヤードに興じる


このイベントが興味深いのは、子供達だけでなく、お父さん・お母さんも一緒になってビリヤードに取り組むという点。腕自慢のお父さんが子供にカッコいいところを見せたり、お母さんと一緒に初めてビリヤードを楽しんだりと、親子それぞれで異なるビリヤード体験となっていた。参加した親子は16組。子供達の年齢は下は4歳から上は小学校6年生という構成。

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プロの技を披露する水下プロ


ビリヤードの技術的な指導にあたったのは、ビリヤード・ロサ専属の松村浩道プロをはじめ、昨年のイベントに引き続き、水下広之プロ、メンタルコーチでビリヤードプレイヤーの松本敏明さんで、同店スタッフやサポートスタッフがそれを助けていた。進行は松本さんと幼児・児童(1歳〜9歳)教育を行っている『グレートキッズ幼児・児童教室』の金生展子さんという子供と接するプロが中心となり、それぞれが連携し合って、楽しいビリヤードの時間が作られていった。

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子供達の表情は一生懸命


各親子は最初に決められた練習課題に挑戦するのだが、その取り組ませ方がかなり秀逸なものだった。課題はレベル分けされているものの、シュート、的球に当てた手球のスクラッチ、キャノンの3本立てが基本構成。それらを練習して習得したら、テストテーブルでプロの前で親子揃って披露し、成功させれば課題クリアとなる。親・子いずれかが失敗した場合は一度練習に戻り、再挑戦する。

課題をクリアしたら、問題用紙にキャラクターのイラストの入ったシールなどが貼られるのだが、このような達成感をご褒美感覚で得られるところも、子供達をビリヤードにのめり込ませる要素となっていた。

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課題をクリアしたらもらえるシールやスタンプが好評だった


練習ではなぜ、前述のような項目に絞った課題を与えていたかというと、それら3つの技術がその後に行われるゲームの核となるものだったからだ。プレーするのは『イングリッシュ・ビリヤード』を改良した多人数撞きも可能なオリジナルゲームで、親子がチームになってペアマッチを戦う。

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松村プロからビリヤードを教わる子供達


各テーブルでは、ショットが成功して大はしゃぎする子もいれば、上手くいかずに悔し涙を流す子まで、さまざまな反応があった。それら全ては彼らが夢中になって取り組んだ証だろう。彼らの心にビリヤードが楽しい遊びのひとつとして刻まれたならば嬉しい限りだ。

このイベントは現在のところ今回を含めて年内4回の開催予定で、次回の開催は8月21日(日)10:00からとなっている(第3回は10月23日[日]、第4回は12月11日[日]、会場は同じくビリヤード・ロサ、いずれも10:00スタート)。東京近郊にお住まいのご家族の方々は、ぜひ親子でビリヤードを体験してみてはいかがだろうか。