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過去のニュース(2016年)

2016.05.17 トーナメント

河原千尋が2年連続"5"度目の優勝!

第27回大阪クイーンズオープン

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河原が開幕戦以来の今シーズン2勝目


2013年から3シーズン連続で日本ランキング1位をキープする"不動のクイーン"河原千尋が、5月14日〜15日(土・日)に大阪の『マグスミノエ』で開かれた『第27回大阪クイーンズオープン』を2年連続で制して、大会通算"5"勝目(前身の『全日本女子ナインボールオープン』含む)を飾った。同時に「年間の優勝率で"5"割」を目標に掲げる河原は、今シーズン4戦2勝としてノルマをキープした。

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会場となった『マグスミノエ』


今年の大阪クイーンズを振り返ると、初優勝を目指すグループの成長が目立った大会だった。ベスト16に入った未勝利組は枠順に中村こずえ、藤田知枝中島美秀元廣麗子溝口清美藤井寛美の6名。久しぶりのタイトル奪取を狙う新保まり子もしかり。準備を重ねて着実に階段を上っている様子が試合の随所で窺えた。

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3位タイ・梶谷景美


しかし準決勝に残ったメンバーは昨シーズンのランキングトップ4。周囲の進化が目覚ましい分だけ、よりトッププロの強さを見せつけることとなった。中でも河原、夕川景子梶谷景美は、それぞれ高木まき子、元廣、光岡純子を準々決勝で零封に仕留める圧巻の戦いぶり。前戦の『全日本女子プロツアー第2戦』で優勝を飾った梶谷は、この回転で7先で5度のマスワリを出して"女王"の貫録を見せていた。

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3位タイ・夕川景子


そして準決勝では河原と栗林美幸がそれぞれ夕川、梶谷を相手に勝ち抜けてこの大会史上3度目のファイナル対決に。互いに重圧をかけ合う気が抜けない状況の中で、巧みな技を出し合う好ゲーム。終盤で5-5とスコアで並んだ河原が、ここから巧みなスキルで主導権を握る形でゲームボールまでつないだ。これには敗れた栗林も「今日は相手が上手かったですね」と讃えつつ、リベンジに向けて眼をキラリと光らせた。

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準優勝・栗林美幸


なお準決勝の前には恒例となったプロとギャラリーによるペアマッチも行われ、駆け付けたファンたちはプロと笑いに包まれた楽しいひと時を過ごした。このイベントもしかりだが、女子プロの意識向上と、そのファンクラブであるキュークラブ会員との適度な距離感がシンクロして、女子の試合会場の空気が日に日によくなっていると感じる。これは開会時や閉会時のプロの挨拶でも節々に表れているところ。

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ベストアマ賞・平口結貴


そしてベストアマ賞は関西オープンに続いて決勝日進出を果たした現女流球聖位の平口結貴。まだまだ伸び盛りのティーンエイジャーの飛躍にも注目が集まる。振りかえれば、河原も10代のアマチュア時代に、この大会で2年連続3位入賞という戦績を残してのプロ転向だった。今期は「パワーとスピードを高めることをテーマに」試合に向かっているという河原。「(優勝していない大会も)自分の状態は悪くない」と合格点に達していると分析している。

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国内次戦は7月の『関東レディースオープン』。河原の進撃は続くのか


参考までに、決勝シングルベスト16に進出した前提で、(1試合の)勝率が5割だと優勝率は6%程度となる。逆に優勝率を5割に到達させるには、勝率8割5分が確率的に求められる。国内女子戦線は厳しさを増してきた。言い換えれば、このハイスピードレースで優位に立った者には、自ずと世界獲りのチャンスがアップする。崩れない上位体形と、懸命にアタックする中間層。激しく火花を散らしながらシーズンは夏へ。

Akira TAKATA