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春からは中国のスヌーカーアカデミーに入学

左から3位タイ・神箸渓心、準優勝・萬明花(香港)、優勝・范争一、3位タイ・龐俊旭(中国)

スヌーカー界のホープとして将来を嘱望されている現在中学校3年生の神箸渓心が、1月9日・10日に香港で行われたU-20カテゴリーの国際大会『Hong Kong International Snooker Tournament 2016』に日本代表として参戦し、3位入賞を果たした。

大会に参加したのは地元の香港を筆頭に、マカオやシンガポール、中国、日本の東アジアから集まった16名若手選手達。4名ずつが4組に分かれて戦うグループリーグを神箸は2勝1敗で終え、2位に付けてベスト8からの決勝トーナメントに進出。

1回戦では、他のグループを1位で勝ち上がってきた譚潤峰(香港)を3-1で破って準決勝へ駒を進めたが、次に対戦したのが、グループで唯一黒星を付けられた范争一(中国)。結果的には、ここでも神箸は范の前に屈し(0-4。グループリーグでは1-3)、今回の挑戦は頂点の手前で終了となった。大会は神箸に勝利した范が優勝している。

「決勝を戦っていた2人は少し実力的に抜けていたと思いますが、他の選手達とは今の自分でも戦えました。まだまだですけどね(笑)。大会前からゲームをイメージして練習ができていたので、勝負が懸かったフレームの終盤でも集中して望めたことには満足しています。今回で自分の力に少し自信が持てるようになったので、出場して良かったです」(神箸)。

国際大会で一定の結果を得た神箸は、今年の3月に中学校を卒業する。そして春からは、世界のスヌーカーシーンを席巻する勢いで実力者を生み出している中国にある『CBSA世界スヌーカー学院』(中国ビリヤード・スヌーカー連盟運営のアカデミー)に通うことが決まったそうだ。現時点でも日本では指折りの実力を身に付けている神箸だが、これからさらに飛躍することだろう。