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2015.12.26 その他

世界の舞台は今年も熱く。2016年日本人世界チャンピオン誕生への期待

2015年のワールドプールシーン

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本日は2015年の世界のビリヤード界の動きを


今年のトピックについて語るとまず"柯秉逸"の一言に尽きるのではないだろうか。まずは2月、フィリピン・ジェネラルサントスにて開催された『2015 MPカップ 男子テンボール世界選手権』で優勝。そして9月の『男子ナインボール世界選手権』でも優勝。

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柯秉逸が世界2冠を果たしたのは今年の最も大きなトピック(写真/WPA)


加えて『ワールドカップオブプール』でも張玉龍とのペアで台湾チームを優勝へと導いた。いずれの大会でも並み居得る強敵をなぎ倒し、若くして世界の中心にまさに立った年だった。来年は柯に追い付け、追い越せ、というのが全ての男子プレイヤーの目標となることだろう。

また、アルビン・オーシャン(オーストリア)が『チャイナオープン』を、鄭喻軒(台湾)を『USオープン』を制すなど柯と同様に世界で若手の活躍が目立った。2015年は世界のプールシーンの変革の起点となる年だったかもしれない。

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中国式テーブルも世界の中で注目度を高めた1年だった


変革と言えば、今年の特に年始でビリヤード界を席巻したものと言えばスヌーカーとプールの融合を実現した「中国式エイトボール」。現在のプールではあり得ない莫大な賞金が用意された世界選手権も開催され、日本でもテーブル設置店が登場するなど一つのムーブメントとなった。

今年はその世界選手権をダレン・アプルトンが優勝を果たし、2016年も既に第2回大会の開催が発表されている。大井直幸土方隼斗、福田豊といった選手が中国式エイトボールで世界へと飛び出していく予定。スヌーカーのメインツアープレイヤー達も入り交じる中で、2016年も1つの大きなトピックとして、注目が集まることは必至だ。

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羅立文、初の国際タイトルを獲得した


国内勢の活躍に目を向けると、忘れてはならない大きな大会が7月の『アジア選手権』。久方ぶりの開催となったが、台湾のトッププレイヤーが当然参加し、JPBAからもトップ選手が参加した。まさに今、世界のビリヤード界を引っ張るアジア選手達が集まる中でファイナルはなんと大井と羅立文というJPBA対決となる歴史的な大会となった。

そしてここで勝利した羅が自身初の国際タイトルを獲得し、「アジアチャンピオン」の称号を得た。11月の『全日本選手権大会』でも5位タイに入っており、好成績を残した一年だった。来年はさらにビッグなタイトルの獲得もありそうだ。

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女子は劉莎莎が世界2連覇を果たすなど、今年も東アジアの年に


そして女子に目を向けると、こちらもアジア選手の活躍が目立った。『アムウェイカップ』は台湾の林沅君が、『チャイナオープン』は韓国のキム・ガヨンが、そして『女子ナインボール世界選手権』では中国の劉莎莎が大会2連覇を果たした。近年はアジア女子の独壇場となりつつある女子の世界。日本人も2016年はなんとかその一角として残りたいところ。

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世界での位置を年々上げる河原、来年はいよいよと期待したい


もちろんそこに入り得る一番手と言えば河原千尋だろう。国内では4勝でダントツのランキング1位を獲得し、世界選手権では自身初の準決勝進出も果たした。「来年こそは」という期待は自ずと高まるところだろう。

若さが目立った男子、東アジアが突出する女子、ともに日本人のワールドタイトルはなかった。しかしながら2016年に間違いなく繋がるであろう光明も幾つも出た2015年であった。来年も世界レベルの競演が楽しみであると同時に、日本からの世界チャンピオンの登場の年となることもまた期待せずにはいられない。