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過去のニュース(2015年)

2015.06.08 トーナメント

5年越しの夢と最速の日本一と

第39回全日本アマチュアナインボール選手権

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各級優勝者。左からB級・坪野浩之(石川)、女子級・平口結貴(北海道)、A級・大塚郷司(広島)


6月6日〜7日(土・日)の両日、『第39回全日本アマチュアナインボール選手権大会』(以下、アマナイン)が、兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホール・オクト』で開催され、会場にぎっしりと並んだ24台のテーブルが全国からの参加選手を迎えた(女子級は7日のみ)。

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会場となった『あましんアルカイックホールオクト』


大会の最高峰で主役を担うA級の部では、今年も全国大会にふさわしいハイレベルなバトルが展開。中でももっとも注目を集めたのは現行のアマチュア6大タイトル中、3タイトル(計4度)の優勝を誇る神奈川の小川徳郎。つい先日も都道府県対抗で猛者が集う5番手で全勝を収めてMVPを獲得したばかりだ。

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A級決勝はまさにトップレベルの激闘となった


そんな小川が難敵を続々と倒して勝ち上がり、神奈川の大応援団がそれを盛り立てる。 準決勝では大阪の山岡修二と接戦を繰り広げて、両応援団が湧き上がるシーンも見られたが、紙一重で小川がかわして決勝進出を決めた。一方の山からは一時期の戦線離脱から復帰後、目を見張る集中力を披露する大分の柴田清二と、現在は転勤にともない広島に住む大阪出身の大塚郷司が対峙し、ここは大塚が攻撃力で押し切った。柴田の2日間の健闘にも多くの拍手が贈られていた。

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A級入賞者。左から準優勝・小川、優勝・大塚、3位・山岡


ファイナルはまず小川が4ポイント連取すると、すかさず大塚も4連取して、9先の勝負が5先となる。ここから小川が再び4連取を決めて一気にリーチをかけた。だが上がり際の8番でシュートミス。ここから風向きも変わり、大塚が4連取して8-8となり1先のラストに。大塚が仕掛けたプッシュアウト配置へのジャッジが勝負を分ける形となり、7球を取り切った大塚が、5年前に本大会決勝で喜島安広に敗れてつかみ損ねた日本一の座を射止めた。この名勝負には大勢の人が釘付けに。さらに広島の大塚として今後の活躍にも期待が寄せられる。

その5年前。女子級の優勝は米田理沙で準優勝が佐原弘子だった。彼女らは昨年も本大会の準決勝で対戦し、その時は佐原が勝利を収めている。そんな2人が今年は同枠に入ったが、米田が大塩さゆり(千葉)に敗れたため、ベスト8で昨年のアマローテ決勝戦カードが再現。ここは佐原が勝ってアマチュア女王の貫録を見せた。

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女子級決勝も見応えのある接戦となった


一方の山からはベスト8でディフェンディングチャンピオン・小西さみあ(シード・東京)を破ったミライ☆モンスターこと平口結貴が登場。佐原とは昨年の女流球聖位決定戦、そして全国都道府県選手権大会(プレ国体)以来の対戦で、ここは平口が3度目の正直を果たして、自身初となる(ジュニアの大会を除く)全国制覇を成し遂げた。平口は 初出場だった昨年の3位に続く優勝で、成長の速さとその実力を証明する結果に。なお熊本の本田愛と東京の務川広海が3位入賞を果たした。

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女子級入賞者。左から準優勝・佐川、優勝・平口、3位・務川、3位・本田


そしてB級の部は例年以上に強いメンバーが集まった印象の中、石川の坪野浩之と千葉の佐渡山敬幸が2日間で各県代表の選手を相手に6連勝を果たしてファイナルへ進出。決勝では先にポイントを重ねた坪野が優位にゲームを進めて大きなタイトルを手中に収めた。なおファイナリストは揃って今回がB級最後の試合にするつもりだったとのことで、昇級後も早々に活躍が期待される域にあった。同様に赤坂誠(北海道)と辻井仁司(静岡)の3位タイ組も期待が寄せられる。

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B級入賞者。左から準優勝・佐渡山、優勝・坪野、3位・辻井、3位・赤坂


そして来年は40回目を迎えるアマナイン。その節目の年に東西の勢力図はどう動くのか。その戦いはもう始まっている。

※大会の様子などは明日にfacebookアルバムを公開しますので、今しばらくお待ちくださいませ

Akira TAKATA