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過去のニュース(2014年)

2014.12.27 イベント

JPBA東北支部ファン感謝祭開催!

レポートfrom佐藤千晶プロ
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会場は岩手県の『ディアナ』


去る12月23日(火・祝)に『ディアナ』(岩手県)において『JPBA東北支部ファン感謝祭』が開催された。地元東北のアマチュアプレイヤー30名の参加者を迎え、9人のプロプレイヤーがレッスンやチャレンジマッチを行い、終了後は忘年会も開かれた。この様子を佐藤千晶プロ(JPBA)からレポートをいただいたので、コメントを交えながら紹介していきたい。

「岩手は同じ東北でも雪の量が全然違っていて、あたり一面を雪が覆っていました」(佐藤プロ、以下同)という書き出しで始まったレポート。「前日の悪天候で人が集まるのか正直不安なところもありましたが」、こうしたイベントをはじめ連携を大切にする東北のプロたちの姿勢が作り上げた東北ビリヤードの力も手伝ってか、この日を楽しみにしていた愛好家たちが駆けつけた。

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全9名のプロ達が集まった


昨年のこのイベントにプロテスト合格後初めてプロとして参加した佐藤プロ。「去年は終始緊張しっぱなしで誰とチャレンジマッチをしたのか、内容がどうだったのか覚えていられないほど」に緊張を感じて、プロとして活動をしていくことの期待やプレッシャーの重さを知ったとのこと。しかし今年は「去年よりスキルも精神状態も落ち着いて」一年間の活動で得た経験値と自信を実感できた様子。

また当日は8時間という長い時間をアマチュアプレイヤーと真剣に楽しく過ごした9人のプロの中から、2人が今シーズン限りで引退を表明することに。細川憲治プロは「永年に渡り、応援して頂き本当にありがとうございました。今後ともビリヤードは続けて行くのでよろしくお願いいたします」と挨拶を行い、細川プロの影響でビリヤードを始めたプレイヤーも非常に多く、強く惜しまれながらの引退となった。

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夜には忘年会も開かれた


また鎌田啓之プロもその人柄で多くのプレイヤーの支持を集め、経営する『Kevin』を繁盛させてきた人望のあるプロ。「プロという立場では無くなってしまいますがビリヤード自体を辞めるつもりはないので。なにかあったらいつでもお店に来てください。」とのメッセージを残した。いずれもプロ活動は終わってもビリヤード人生はまだまだこれから花を咲かせてくれることだろう。

このように熱い魂と厚い人望で牽引してきた両選手の引退を惜しみつつ、夜に開かれた忘年会は最高に盛り上がった様子。中でもキャリアのあるプロたちの軽妙なトークで参加者たちは大きな声で笑い、夜が更けるまで至上の時間を過ごしたという。来年は2年目のプロとして戦う佐藤プロの動向も気になるところだが、「これからもファンの方に支えられながら頑張っていきたい!」そう意欲を示してくれた。

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来年は『東北オープン』をJPBA公式戦として復活させる動きもある東北。朗らかで懸命な印象が共通する東北のプロプレイヤーたちの活動は、多く見習うべき点があると感じさせる。同支部のますますの発展と東北プレイヤーの活躍を祈りながら、同レポートの締めとさせていただきたい。そして最後はお待ちかね『東北のダブル佐藤』(麻子プロ&千晶プロ)のツーショット写真で。

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左から佐藤千晶プロ、佐藤麻子プロ