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期待のジュニアプレイヤー達

将来に期待が懸かる中学2年生、林武志選手

本日、テレビ東京『L4YOU! プラス』という番組の放送があり、そこにスーパービリヤード中学生として林武志選手(神奈川)が登場した。林選手は本誌『CUE'S』にも度々登場しており、'14年1月号では番組の中でトリックショットも披露した自宅のビリヤードスペースで父・伸高さんとともにビリヤードへの思いを語っている。

試合会場でもいつも父・伸高さんが応援やアドバイスを送る

'14年11月の『第62回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』などの大人のプレイヤーがメインである全国公式戦にも非常に積極的に参戦しており、同年代との試合でも14年8月の『日本学生ナインボール選手権』では小・中学生の部で準優勝、10月の『全関東学生ナインボール選手権』では他の出場者は全員大学生等の年長のプレイヤーという状況で3位タイに入った。ひた向きにビリヤードに取り組む姿勢を見せる林選手。今後も更なる成長を、そして自身も目標としている世界チャンピオンへの道を歩むことを期待されるプレイヤーだ。

世界の舞台にも飛び出していっている神箸渓心選手はJPBAの神箸久高プロの息子

日本のジュニア界には非常に有望選手が多い。林選手の他にも、スヌーカーのアマチュア世界大会である『2014IBSF選手権』に参戦し、大会参加最年少プレイヤーとして現地でも注目を集めた神箸渓心選手(愛知)がいる。神箸選手は今年の『第13回全日本スヌーカー選手権』準優勝、『第3回全日本6-redスヌーカー選手権』優勝など、弱冠14歳にして国内スヌーカー界のトップ選手となっている。ポケットビリヤードでも4月の『第14回全日本ジュニアナインボール選手権(JOCジュニアオリンピック大会)』で優勝を果たした。

今や女子のトップアマとなった平口結貴選手

女子では先月行われた『第47回全日本選手権大会』で同大会での優勝経験を持つ高木まき子プロを破り、予選最終では敗れはしたものの光岡純子プロと激闘を演じて会場の視線を釘付けにした北海道の女子高生プレイヤー・平口結貴選手にも要注目だ。昨年の『世界ジュニア』では世界2位という結果を残し、今年は多数のアマチュア公式戦で結果を残している。

恵まれた体躯を活かして大人顔負けのショットを放つ田中汰樹選手も有望選手の1人だ

その他にも林選手を破って日本学生選手権で優勝した田中汰樹選手(愛知)、今年の世界ジュニアに参戦した佐々木海選手(福井)、全日本ジュニアで唯一の女性プレイヤーで最年少の12歳ながらも4位入賞を果たした奥田玲生選手(神奈川)など、挙げればきりがないほどの大人顔負けな強豪プレイヤーがジュニア界には揃っている。

まさに成長中のジュニア選手達。今年1年様々な大会で結果を残した上記のような選手達ばかりでなく、来年以降にはまた新たな少年・少女達が出てくることだろう。ビリヤードはただの「大人の遊び」ではなく、老若男女が取り組めるゲーム、スポーツである。今後も子供達をはじめ、様々な人々がビリヤードを始め、楽しみ、熱中し、そして彼らの様なスーパーキッズ、スーパープレイヤーとなることを願う。