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過去のニュース(2014年)

2014.11.18 トーナメント

全日本開幕!!

第47回全日本選手権大会

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会場は兵庫県尼崎市『あましんアルカイックホールオクト』特設会場

本日から国内最大のビッグトーナメント、『第47回全日本選手権』が兵庫県尼崎市『あましんアルカイックホールオクト』特設会場で開幕した。18日(火)・19日(水)はステージ1の舞台となっており、選ばれた各地の強豪アマチュアや海外選手、JPBAプロ達がステージ2(20日[木]スタート、女子は22日[土]スタート)への切符を懸けてしのぎを削ることになる(試合の観戦は20日[木]のステージ2から可能となる)。

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前年大会優勝は男子・柯秉逸(台湾)、女子・梶谷景美

今年の全日本選手権には男女ともに、前年と比べると海外選手の参戦が多いことが特徴として挙げられるだろう。女子はキム・ガヨン(韓国)や付小芳劉莎莎(ともに中国)ら歴代世界チャンピオン経験者を筆頭に、例年のように強豪台湾勢も顔を揃える。前年大会では梶谷景美が優勝したが、今回は国内にタイトルを保持し続けることができるだろうか。

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'14年のナインボール世界選手権を優勝した劉莎莎(中国)も参戦

男子はより国際色豊かで、台湾、フィリピンを中心としたアジアはもちろん、欧米諸国からの参戦も目立つ。シェーン・バン・ボーニングジョニー・アーチャーロドニー・モリス(ともにアメリカ)、トーステン・ホーマンラルフ・スーケー(ともにドイツ)、ミカ・イモネン(フィンランド)、ダリル・ピーチ(イギリス)らが襲来。

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現在、絶好調のSVBことシェーン・バン・ボーニング

中でも、バン・ボーニングは乗りに乗った状態で来日となる。10月に行われた『US OPEN』では、前人未到の3連覇、計4度目の優勝(最多はアール・ストリックランドの5回)を果たしたばかりか、16日(日)には『World Pool Masters』も手中に収め、その勢いは止まるところを知らない。男子は日本人選手の優勝が2005年の奥村健(現JPBF)以来、遠ざかっているが、バン・ボーニングを筆頭に今年も海外勢が分厚い壁として立ちはだかることは間違いないだろう。

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現JPBA男子ランキング同率首位・大井直幸

そして、この大会は2014年シーズンの最終戦ということもあり、『JPBAランキング』(以下は、2014年シーズンのみの集計ポイント)の面でも注目を集める。男子は現在、大井直幸栗林達が同率で首位(2000pt)で並んでおり、3位には羅立文が僅差で後を付けている(1960pt)。全日本選手権の成績次第では、4位以下(順に竹中寛・1870pt、土方隼斗・1840pt、田中雅明・1800ptなど)の後続にも可能性はある。(男子の現ランキングはコチラ、順位別ポイントの内訳はコチラ)

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同率首位・栗林。2人のいずれかが頂点に立つか? それとも......

女子は首位の河原千尋(2010pt)が2位の夕川景子(1560pt)に450ptの差を付けて独走態勢を築いており、大会前の時点で河原の2年連続ランキング1位は決定している(全日本優勝者には500pt、当日欠席でも60ptの付与)。だが、2位以下は125ptの間に5選手(ランキング順に夕川、梶谷、栗林美幸曽根恭子野内麻聖美)がひしめき合っており、試合の動向に注目が集まるところ。(女子の現ランキングはコチラ、順位別付与ポイントの内訳はコチラ)

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女子は河原が大会前段階でランキング首位を決めているが、2位以下の顛末やいかに

これから1週間に渡って繰り広げられるビリヤード界の夢の祭典。果たして、どのような結末を迎えることになるのだろう。本サイトならびにfacebookでは大会の模様を随時(facebookは20日から)、12月4日(木)発売の『ビリヤードCUE'S』では大会リポートをお届けする。

なお、ビリヤードネットTV『CBNT』では、全日本選手権開幕に合わせてサイト内に、過去の大会の試合をまとめた特集コーナーを設けている。今大会にも出場する歴代優勝者の試合や、強豪海外勢の試合などをチェックしておけば、開催中の大会をより深く堪能することができるだろう。

『CBNT』全日本選手権特集ページ