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過去のニュース(2014年)

2014.07.16 イベント

テーブル上で起きる現象として理解する

ビリヤード・ロサ『第8回ビリヤード・カルチャーセミナー』

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(株)エンヴィジョン・開発部の足立修治さん


7月12日(土)、『KAMUI BRAND』を展開する『(株)エンヴィジョン』から足立修治さんと西本恵亮さんを迎え、東京・池袋『ビリヤード・ロサ』にて『第8回ビリヤード・カルチャーセミナー』が開催された。

『タップを究める!! 〜KAMUIを知ってさらなるパフォーマンスを手に入れる』と題して開かれたセミナーは、「タップは唯一ボールに触れることができる最重要パーツ」(足立さん、以下同)と捉え、ビリヤードのボールの動きに関する理論の説明、そしてテーブルを使った実証を繰り返しながら進む。

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ボールの軌道をベクトルで説明


プレーする上で、ビリヤードはイメージ自体が、そして良いイメージを描けるかどうかが重要だが、「理論、現象を知ればイメージはより描きやすくなる」ということを中心に全ての話が進行していく。イメージを掴むことで、結果としてパフォーマンスは向上するという訳だ。

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ボールの回転を実証


足立さんが話の中で「ビリヤードというのはボールの回転とスピードによって起きる現象なので......」と話していたのが印象的。オリジナル、ブラック、クリアがあり、その中でも細分化された豊富な品揃えを誇るタップや"乗りが良すぎる"チョーク(KAMUI CHALK)、それら全てが現象をコントロールするために研究・開発されていると考えると、同社製品の人気の理由も合点がいくというもの。

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上写真の現象をハイスピードカメラの映像で説明


チョークについては「ちょっと高いんですけどね」「乗りが良すぎるので、お店からクレームを頂いたこともあります」と自ら発言するあたりに製品への絶対の自信を感じられた。

今回のセミナーの内容は、KAMUIの研究・開発の過程で得られた情報の一部を基にして構成されたいたのだろう。参加者にとっては、なんとなくの感覚でプレーしていたビリヤードに論理的な判断要素を加えることができる貴重な機会となったのではないだろうか。