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過去のニュース(2014年)

2014.04.07 トーナメント

羅立文がホームで久しぶりの公式戦優勝

東日本グランプリ第2戦(ハイランドビリヤード)

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地元・横浜、それもホームで優勝を遂げた羅立文


4月5日(土)・6日(日)に渡って、『東日本グランプリ第2戦』が開催された。決勝会場は神奈川県横浜市『ハイランドビリヤード』が舞台。そして決勝日(6日)、この地をホームとする羅立文が最も安定したパフォーマンスを披露し、'12年10月の東日本グランプリ以来の公式戦優勝を果たした。

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決勝会場の神奈川県横浜市『ハイランドビリヤード』


テンボール・9ゲーム先取の交互ブレイクをフォーマットとした今回の第2戦は、それぞれにチャンスが均等に与えられるため、各テーブルで接戦が展開される。中でもベスト16、8においては山本久司の熟練の技巧が光った。

世界を制した赤狩山幸男をおよそ2時間半に及ぶ激闘の末に9-6で下すと、続くベスト8でも長期戦にもつれながら、'13年最強プレイヤー・土方隼斗を9-7で撃破。思い返せば、昨年土方の5大会連続優勝、公式戦連続勝利数更新(記録は31連勝)を阻止したのも山本だった。

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老獪なテクニックを疲労した山本久司


羅はベスト16、8で鈴木清司(9-3)、井上浩平(9-5)の2人の難敵を下し準決勝へ。相手は対戦の巡り合わせが多い塙圭介。羅本人も後の談話で明かしたが、やはり慣れた環境で撞けることの有利性は確実に存在していた。結果は9-2でここも安定感は抜群そのもの。

羅と同じくハイランドをホームとし、ギャラリーの視線、声援・拍手が多いのが準決勝へ勝ち上がった照屋勝司。準決勝では、燻し銀のプレーでベスト4までたどり着いた山本と対戦する。序盤に6-2とリードを奪った照屋に後半で山本が7-6まで追いすがるも、グランプリ初優勝を目指す照屋がこのベテランを振り切った。

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3度目のファイナルに挑んだ照屋勝司だったが......


そしてハイランドをホームとする者同士となったファイナル。条件はイーブンの力比べ。照屋にとってはキャリア3度目のGPファイナルは、先行する羅を照屋が追うという構図で進んでいく。

6-6で迎えた終盤、照屋のミスを皮切りに羅が連続加点でリーチ。そして15ゲーム、羅が1番ボールでセーフティを仕掛けると、照屋はこれをジャンプで狙う。だが、無情にもボールは穴前に残り、そこから羅が取り切って決着(9-6)した。

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優勝できなかった時を経て、また強くなったと感じられる


ファイナルは正直なところ、好プレーの傍ら、両名にミスが目立つ内容だった。それぞれが長期戦を3度勝ち上がっての対戦だったということもあり、その要因のひとつとして疲労が挙げられる。特に脳の疲労は計り知れないものだったのではないか。改めて、ビリヤードが気力・体力・知力を総合的に問われるゲームであることが示された1日と言っていい。