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過去のニュース(2013年)

2013.11.27 イベント

隼斗&コルテッザ――日比トッププロの競演!

『MECCA』5周年記念イベント in 川崎

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先週末の『全日本選手権』の余韻も冷めやらぬ中、そこにも出場していた日比両国を代表するトッププロが、神奈川のビリヤード場を訪れ、集まったビリヤードファン達と濃密な時間を過ごした。

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ジャパンオープン決勝の勝者・土方隼斗


オープン5周年を迎えた『MECCA』(川崎市)がこのイベントの舞台。同店を訪れたのは、土方隼斗(JPBA)と、リー・バン・コルテッザ(フィリピン)という今年のジャパンオープンのファイナリストだ。ジャパンオープンでは、土方が鮮烈なプレーでコルテッザを封じて初優勝を収めたことが記憶に新しい。

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ジャパンオープンでは苦杯をなめたL・V・コルテッザ


その2人がエキシビション・マッチ(以下、エキシビション)で再び激突。付けられたキャッチコピーは「再戦」。また、エキシビションの前後には、同店のお客さんを中心としたビリヤードファン達が、両プロと一緒にプレーできるチャレンジマッチの時間が設けられており、ファン達は直接キューを交えて「世界級」を肌で体感していた。

さて、エキシビションは、テンボールの9ゲーム先取(勝者ブレイク)というフォーマットで行われたのだが、結果から先に記すと、コルテッザが9-8でヒルヒルマッチを制した。コルテッザのマスワリ3連発から始まったこの試合、土方も猛然と追いかけて終盤に逆転リーチを掛けたものの、8-7で迎えた第16ゲームでブレイクノーイン。そこからコルテッザが土方にキューを握らせることはなかった。

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ギャラリーと両ワールドクラスの記念撮影


非常にスピーディーなゲームだった。全17ラックが1時間15分足らず。両プロの高いショット力や流れるようなランアウトに、店内のあちこちでため息が漏れていた。エキシビションという言葉本来の意味である、「勝負を見せることよりも、すぐれた技術や競技者の紹介を目的として行われる試合」に相応しい内容。この企画は大成功だったと言えるだろう。

今年、土方が自身初のJPBA年間統一ランキング1位を確定させたため、来年はより一層海外遠征が増えるはず。となると、世界の大舞台でこのカードが実現する可能性も増えるだろう。ぜひこの2人にはこの先も名勝負を期待したい。そう思った川崎の夜だった。


【Information】
コルテッザは、今週29日・30日(金ー土)の2日間、神奈川県相模原市の『X-FIELD』(tel: 042-750-9123)でもチャレンジマッチを行う。観戦だけでもOKなので(1,000円。プラス500円でビリヤード撞き放題)、興味のある方はお問い合わせを。

T.KOBAYASHI(B.D.)