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過去のニュース(2013年)

2013.09.12 トーナメント

大井・羅がベスト32へ

男子ナインボール世界選手権

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栗林vsホーマンはヒルヒルの激闘に!!


9月11日(水)、カタール・ドーハで開催されている『男子ナインボール世界選手権』は、決勝シングルのトーナメントが幕を開けた。JPBA(日本プロポケットビリヤード連盟)勢からは羅立文大井直幸栗林達が、32強を決める1回戦に挑み、羅と大井の2人が2回戦進出を果たした。

決勝シングルはここまでのグループステージとは異なり、1回敗れると即敗退というスリリングな1発勝負。ゲーム数も長くなり、11ゲーム先取だ。

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快勝でベスト32入りを決めた羅立文


この日、最初に登場したのは羅。フィリピンのレイモンド・ファロンに序盤で1度リードを奪われるも、そこから逆転で一気に突き放して11-4という快勝を収めた。

ここからは日独対決。昨年大会3位の大井は、ドミニク・イェンチ(ドイツ)と栗林は'03年大会の優勝者でもあるトーステン・ホーマン(ドイツ)との大一番。試合中盤までは共に優位に試合を進めた大井(5ゲーム差でリード)と栗林(4ゲーム差でリード)だったが、ここからホーマンが逆襲に転じる。

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大井、今年はどこまで勝ち上がる!?


大井がそのまま走り抜けて11-5で勝利を収めたのに対し、栗林のリードは徐々に縮まり、ホーマンが先にリーチをかけた栗林を捉え、ヒルヒルに突入する。

栗林のブレイクで始まった最終ゲームは、1番ボールでミスが出てしまいホーマンに逆転勝利の好機が訪れる。元世界王者がこの絶好のチャンスを逃すはずはなかった。やがて、10-11で栗林の挑戦は終了すること。

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栗林、無念!


12日(木)は2回戦、3回戦、準々決勝が行われる。羅の2回戦(17時開始/日本時間)の相手はイスラエル・ロタ(フィリピン/'13年ジャパンオープンでは5位タイだった)、大井直幸は19時30分から、ステージ2の敗者最終で赤狩山幸男を敗退に追いやったフィルモス・フォルデス(ハンガリー)と対戦する。他にも2回戦では柯秉逸(台湾)vsミカ・イモネン(フィンランド)、ダリル・ピーチ(イギリス)vsリー・バン・コルテッザ(フィリピン)、ダレン・アプルトン(イギリス)vsホーマンなど、豪華なカードが目白押し。

大会も残り2日となり、選手達もそろそろ優勝を意識し始めるころ。一気に28名を振り落とす決勝シングル2日目を生き残る4名は誰になるのだろうか。

決勝シングルトーナメント表PDF

写真提供/On the hill!