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過去のニュース(2012年)

2012.11.16 トーナメント

大会はいよいよ佳境へ! 残すは2日のみ!

第45回全日本選手権大会〜男子ベスト64・女子ステージ2スタート〜

全日本選手権は女子のステージ2もスタートし、参加全選手がこれで舞台に上がった。男子はベスト64の大半を消化して、大会も残すところ2日のみ、という状況となった。

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梶谷景美は明日、決勝トーナメント進出をかけて木村真紀と戦う


女子は梶谷景美河原千尋曽根恭子夕川景子大井由希子ら主力格は揃って勝者側にポジションをキープ。

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台湾主力勢も好調。頼慧珊は夕川景子と勝者側からの決勝トーナメント進出を争う


中国と韓国の選手が男女とも会場に姿を見せなかったため、女子はさしずめ台湾と日本の対抗戦の様を呈する状況になりつつある。台湾勢では周婕妤や頼慧珊らの代表格が順調に勝者側を進んでいる。

男子は栗林達L・V・コルテッザに敗れ、大井直幸F・ブスタマンテヒルヒルに及んだ熱戦で、ナイスカットバンクを決めるもアンラッキーなスクラッチで終了。残りを取り切ったブスタマンテは珍しく大きなガッツポースで喜びを露わにした。

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敗者側からの勝ち上がりとなったブスタマンテが大井を撃破


そして土方隼斗も気力十分にS・V・ボーニングに挑んだが、ボーニングが中盤にランアウトの山を築く格好で4−11で敗退。いずれも33位タイという結果に終わり、男子日本勢は大きな戦力を欠くこととなった。16日の時点でベスト32進出を決めたJPBA勢は、川端聡羅立文塙圭介井上浩平青木亮二福本宇太郎の5名となっている。

なお、今大会で採用されているスリーポイントルールを理解できていない海外選手も少なくなく、日本人プレイヤーが自己申告でターンを譲るも、状況が呑み込めないという場面も何度か見受けられた。だがルールとスポーツマンシップに則って戦う様は場内に清々しい風を吹かせていた。

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スリーポイントルールについては、オフィシャルが説明に出向く場面も


大会も佳境に入り、いよいよ残すはあと2日のみ。選手権おなじみ日勝亭のスペシャル・プロショップも大量のキューなどを陳列して大盛況。来場すれば試合に買い物に満喫できること間違いなしだ。また、明日以降はツイッター(@CUES_BAB)でもより密なレポートをお届けする予定なので、こちらもぜひチェックしていただきたい。

なお、16日に行われた男子ベスト64の結果は以下の通りとなっている。

劉政杰(台湾)W-7ケニー・コウ(香港)
香川貴俊(JPBA)2-W川端聡(JPBA)

エルビス・ペレス(フィリピン)5-W楊清順(台湾)
カルロ・ビアド(フィリピン)10-W井上浩平(JPBA)
塙圭介(JPBA)W-5西村被(JPBA)
青木聖(アマ)5-W羅立文(JPBA)

栗林達(JPBA)7-Wリー・ヴァン・コルテッザ(フィリピン)
黒河伸二朗(JPBA)2-Wエフレン・レイズ(フィリピン)
トーステン・ホーマン(ドイツ)9-Wスチュアート・ペットマン(イギリス)
西尾祐(JPBA)8-Wドンドン・ラザラン(フィリピン)

利川章雲(JPBA)1-W傳哲偉(台湾)
アントニオ・リニング(フィリピン)1-W青木亮二(JPBA)
シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)W-4土方隼斗(JPBA)
福本宇太郎(JPBA)W-9フーチー・シー(オランダ)

デニス・オルコロ(フィリピン)W-2平野義典(JPBA)
津堅翔(JPBA)5-W張玉龍(台湾)
陳信廷(台湾)5-Wアレックス・パグラヤン(カナダ)
フランシスコ・ブスタマンテ(フィリピン)W-10大井直幸(JPBA)