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過去のニュース(2012年)

2012.11.04 トーナメント

静岡の秋本真吾が日本一に輝く、B級は愛知の土本斉、L級は大阪の水野早苗が優勝

第60回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会

昨日から名古屋市の『名東スポーツセンター』で開催されていた。『第60回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』(アマローテ)は静岡の秋本真吾が地元愛知の妹尾健司とのプレーオフ最終ラックまでもつれ込んだ接戦を制して、自身初となる全国タイトルを獲得した。B級の部は地元愛知の土本斉が大谷直樹(大阪)を零封に押さえて優勝。L級は大阪の水野早苗が勝者側決勝戦で一度は敗れた和泉早衣子(静岡)に対して、決勝、プレーオフと堂々と2連勝でリベンジを果たして日本一の座を射止めた。

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A級ファイナルのバンキング。左が秋本真吾、右が妹尾健司


今年は例年と同様に"優勝候補"とされるタイトルホルダーたちが大会の終盤まで残ったが、A級の部では互いに初めての全国タイトルを獲る機を窺うカードに。しかし両者は落ち着いて互いに高い技術を存分に発揮。多くの仲間やギャラリーの視線を集める好ゲームを披露した。

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各級の優勝者で1枚。左からA・秋本真吾、L・水野早苗、B・土本斉


こうしてビッグタイトルを手中に収めた秋本真吾は、学生時代を過ごした愛知で過ごしてビリヤードを覚えたという縁(ゆかり)ある地での嬉しい優勝。今年、都道府県対抗で日本一に輝いたSPBC(静岡ポケットビリヤードクラブ)に所属。残念ながら県内予選で次点となり出場は叶わなかったという経緯もあった。

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A級優勝、L級準優勝、ハイラン賞と大活躍の静岡チーム


「(都道府県対抗に)出場できない悔しさを、この大会にぶつけるつもりで戦いました。代表になれるよう、そして個人戦も静岡予選を通過でるように頑張ります」大舞台で仲間の声援に応える大活躍だったが、その喜びを味わいつつ一層気持ちを引き締めた様子。静岡の勢いは加速を予感させた。

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表彰式で並んだA級の入賞選手たち


そして女子級で優勝した水野もB級の土本も、それぞれに自身のビリヤードライフとシンクロするストーリーが存在していた。こんな大会の模様は12月4日発売の『CUE'S』誌面でもたくさんの画像とともに紹介する予定。華やかなステージでアマチュア選手たちが輝く様子を感じていただきたい。また各クラスの決勝戦の様子はCBNTで配信予定なので、各選手たちが決勝戦で発揮した底力をご覧いただきたい。



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この試合は「ビリヤードネットTV CBNT」で2012年11月20日から配信予定です