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全日本女子プロツアー第2戦

昨日、今日と静岡で開催された『全日本女子プロツアー第２戦』。木村真紀が自身四度目のプロ公式戦決勝進出を果たし、7ー3のスコアで梶谷景美を下して、待望の初優勝を飾った。

初日の予選を負けなしで通過した木村は、決勝日も安定したプレーを披露。初戦ベスト16では、同じくプロ初優勝を狙う久保田知子を7ー5、続くベスト8では第１戦優勝の曽根恭子を7ー3で破って準決勝へ。

この時点で残るメンバーは枠順に梶谷、夕川景子、高木真樹子、そして木村。木村を除く３名は説明不要なほどに幾多ものタイトルを有する面々だ。

相手の高木は現日本ランキング１位の河原千尋を破って準決勝進出を果たしている。その高木に競り勝った(7ー5)木村は、ファイナルで三度目となる女王・梶谷への挑戦権を手に入れた。

決勝戦は梶谷のブレイクでスタート。「過去のファイナルのように頭が真っ白になることはなかった」という木村。それでも襲いかかる猛烈なプレッシャーをはね飛ばす集中力を見せて、6ー2で初優勝に王手をかけた。

ここから梶谷が１つ返すが、ラストは7番で「まさかあそこまでイメージ通りにいくとは思わなかった」セーフティを決めてファウルを奪うと、丁寧に3球を沈め、キューを高々と掲げて初優勝の喜びを全身で表した。


多くのプロ仲間に祝福されて終始笑顔だった木村。そんな彼女については明日のプレイヤーズピックアップにてお届けしたい。