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過去のニュース(2012年)

2012.06.02 プレイヤー

18歳、飛翔の時

プレイヤーピックアップ・森雄介

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18歳の森雄介アマ、ヤマニカップ・ファイナルステージ進出の快挙!

伸びやかなストロークとあどけなさの残る顔立ち。弱冠18歳のアマチュアスリークッション(3C)プレイヤー、森雄介選手は、現在開催中の『ヤマニカップ』で、「ファイナルステージ進出最年少選手」となった。

金曜日の2ndステージでは島田暁夫鈴木剛の両プロに快勝。そして、本日、ファイナルステージ第2回転では「6年間ぐらい見続けてきた」D・サンチェス(スペイン)と対決した。敗戦後、「雰囲気に呑まれて当てられなかったですね。やっぱりいつも通りいかないです」と白い歯を見せた。

森選手が全日本3C選手権者、森陽一郎(JPBF)の息子だということは3Cファンならば知るところ。つい先月の『第62回関東アマ3C選手権』でも優勝するなど、今が伸びざかりであり、今年10月の『3C世界ジュニア選手権』(スペイン開催)の日本代表にも決まっている。他プレイヤーや関係者もその成長に目を細める。

「定期的に梅田竜二プロにも稽古を付けてもらっています。プロ入りですか? いずれは......という感じですね」(森)

そして今、筆者の目の前で、森雄介選手は父・陽一郎と対戦している。「実は公式戦で当たるのは初めてなんですよ」と父も相好を崩す。サンチェスが試合前に冷やかしていた。「お父さんとの試合はイージーゲーム(勝ちやすい)なんじゃない?(笑)」。

まだ確定してはいないが、森は今年の夏にスペインに渡り、サンチェスの元で修行する計画があるという。世界一3回を誇るスペインの至宝の教えを受けて、この若者はどこまで伸びるだろうか。その双肩に日本スリークッションの未来が掛かっている。[T.KOBAYASHI (BD)]