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3Cヤマニカップ、本日スタート！

今年で６年連続出場。ディフェンディングチャンピオンのダニエル・サンチェス

今週はなんと濃厚な週末なのだろう。プール（ポケットビリヤード）の『ジャパンオープン』が開催されることは多くの方がご存知だと思うが、スリークッション（キャロムビリヤード。以下「３C」）ファンには堪らない大会が、同じく東京で、木曜日から日曜日まで行われる。それが今年で７回目となる『ヤマニカップ』。３C世界チャンピオンの梅田竜二（JPBF）が所属するビリヤード場『ヤマニ』（東京都江戸川区）を舞台に、40点ゲームのリーグ戦で争われる、非常にハイレベルな大会だ。

昨年大会は、会期中に東日本大震災が文字通り「直撃」した。すでに開催中であったため大会は続行され、スペインの至宝、ダニエル・サンチェスが気力で優勝を飾ったことが記憶に新しい。そのサンチェスは今年も、ファイナルステージのシード選手として土曜日から登場する。狙うは３度目の優勝だ。「調子はとても良いよ。ここのところ、ヨーロッパのチーム戦でアベレージ２点を下回ったことがないんだ」（サンチェス）

そのサンチェスの後輩にあたるスペイン人、R・レガスピもファイナルステージのシード選手として土曜日から登場。今回が初来日となる彼は、身長190cmオーバーの巨躯を活かしたダイナミックなプレーを見せてくれるという。昨年はスペイン国内の試合でAV1.5をキープしていたという期待の29歳である。

国内ナンバーワンの梅田は「サンチェスは僕が止めます」と語る

もちろん我らが日本人選手達も、タイトルを日本に取り戻すため意気揚々と調整をしている。第２回大会優勝者であり、ファイナルステージのシード選手である梅田は、「やはりサンチェスが強いですし、注目されますが、僕が彼の邪魔をしたいですね（笑）」と朗らかに語る。この梅田と、今年の全日本選手権者、竹島欧、そして、４月に初優勝を遂げたばかりの小野寺健容のプレーにぜひご注目頂きたい。

「スペインvs日本」。今年のヤマニも熱戦必至！[T.KOBAYASHI (BD)]