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キューの種類とキューパーツの基礎知識

2024.02.01

プレー、ブレイク、ジャンプのセットがスタンダードに

ビリヤードをプレーするために絶対に欠かせないものの一つが、テーブル上の手球を撞くためのキュー。テーブルやボールと同じように、ビリヤード場にも「ハウスキュー」として常備されていますが、プレイヤーの多くは、マイキューを買って、常にこれを相棒としてビリヤードを楽しんでいます。ここではキューの基礎知識の第1弾として、現在トッププロからビギナーまでが日頃から使っているキューの種類と覚えておきたいキューパーツの名称を見ていきます。

●キューの種類

①プレーキュー
シュートやセーフティなどプレイヤーが普段のプレーに使用する、メインとなるキューです。初心者、入門者が気軽に手にすることができるものから、専門メーカーが性能にこだわって製作しているもの、さらには素材となる木材からデザインまで、経験豊富な職人が丹精込めて作り上げるハイエンドな1本物までバリエーションが豊富です。

②ブレイクキュー
ナインボールやテンボールなどで最初のプレーとなる「ブレイクショット」専用に作られたキューです。ブレイクショットでは、ラックされた的球に向かって強いショットをして、的球をきれいに散らし、ポケットに入れることも求められるため、手球にパワーとスピードを効率良く与えられるように様々なメーカーが独自の技術で製作しています。

③ジャンプキュー
ブレイクキューの後に開発され、近年ではスタンダードとなってきた、手球をジャンプさせて邪魔な的球を飛び越えてシュートしたり、セーフティをするショットのためのスペシャルなキューです。ジャンプショットを成功させるために必要な性能を発揮させるために、プレーキューやブレイクキューよりも短く、軽く作られているのが大きな特徴です。

●キューパーツの名称

プレー、ブレイク、ジャンプともに、現代のキューのほとんどは、シャフトとバットをジョイントで繋ぐ2分割構造となっています。まずシャフトは、キューのジョイントからタップまでの部分で、以前はそのほとんどがメイプルを素材とするウッドシャフトでしたが、近年では性能面重視の流れから生まれたカーボンシャフトを使うプレイヤーも増えています。

バットはジョイントからバットスリーブまでの部分で、メインの材料として色合いや木目も美しい「銘木」や、より安定性の高い、木材に樹脂を含浸させたコンポジットウッドなどが使用されることが多く、ブレイクキューやジャンプキューではフルカーボンのバットも増えてきています。デザイン性が非常に高いものから、製品の安定性やプレーアビリティの向上を求めて内部構造などにもこだわったものまでバリエーションが豊富です。

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