ビリヤードはテーブル上で展開する物理学。通常では見る事のできないボールの動きやビリヤードの様々な現象をハイスピードカメラで検証していきます。
今回の映像は、手球と的球との距離が近い時に、そのまま撞いてしまうと起こってしまうファウル、「2度撞き」の瞬間を捉えたものだ。まず、最初の映像は通常の2度撞き。最初のインパクトの後に的球に衝突し、止まった手球に対して2度目インパクトを行なっている様子がはっきりとわかる。次の映像は、手球近くに4個の的球を並べて撞いた時のもの。それぞれの的球の間には、少しずつ隙間を作ってあり、最初のインパクトの後、的球の数の分と同じだけインパクトを繰り返している様子が克明に映し出された。
撮影・監修:須藤路久
ビリヤード・インストラクターとしてこれまでに初心者を中心に延べ1000人を超えるプレイヤーを指導。その経験から得られた、有効性が確認されたビリヤードのエッセンスを、できるだけわかりやすい言葉で解説する、本誌の「Main Billiards Analyzer」。