ビリヤード検定・第1回スキルアップイベント開催
「ビリヤード検定・第1回スキルアップイベント A&B級免許皆伝!」が大阪(8月31日・大阪府東大阪市『高井田ビリヤード』)、東京(9月7日・東京都杉並区『サンビリ荻窪』)の2会場で開催されます。「合格すればB級のショット力」の7級と、「合格すればA級のショット力」の2級の課題に挑戦してみませんか?7級の課題は従来の「Cクラスの真ん中やや上」に相当。「薄め・厚め・クッションタッチ」などショットのバリエーションが豊富。以下の4つは、イベントでも必ずチャレンジすることになる「必修課題」です。
課題1 フリのあるコーナーへのシュート1
手球の位置~長クッション:3Point 短クッション:3Point
的球の位置~長クッション:3Point 短クッション:3Point
最初の課題は、手球と的球が長クッションと平行に並んだショット。長クッションから1ポイント離れていてフリがしっかりと付いているため、狙う上では注意が必要です。「いわゆる『への字』や『くの字』ほどではありませんが、フリがあるのでイヤらしく感じられるかもしれません。得意な配置になるまでしっかり練習しましょう」(有田秀彰プロ・以下同)。
課題2 厚めのフリのあるコーナーへのシュート
手球の位置~長クッション:3Point 短クッション:3.5Point
的球の位置~長クッション:2Point 短クッション:2Point
次の課題はコーナーポケット(A)へのシュート。狙いやすい厚みではありますが、手球がクッションに近いので慎重に狙いたいところ。「キューを立てずになるべく水平に構え、狙った厚みに向かって最後までしっかりと真っ直ぐキューを出すことが大事です。コジりやすいという人は特に、ショット後、キューを出した方向を確かめましょう」。
課題3 フリのあるコーナーへのシュート2
手球の位置~長クッション:3Point 短クッション:長クッションから球1個分浮き
的球の位置~長クッション:2Point 短クッション:3.5Point
この課題はいわゆる『くの字』と呼ばれるショットです。「手球がクッションに近いため、撞く際にサイドポケットが気になりがちですので、ブリッジの組み方に工夫が必要です。スタンダードブリッジを組んで、小指だけをクッションレールにかける、またはサイドポケットの左側でレールブリッジを組むなどがありますが、それぞれを試してみて、安定感の高いブリッジを探して下さい」。
課題4 フリのあるサイドへのシュート
手球の位置~長クッション:3Point 短クッション:3.5Point
的球の位置~長クッション:3Point 短クッション:2Point
7級の最後の必修課題は、サイドポケット(A)へのシュート。「的球がサイドポケットに対してほぼ正面を向いています。この位置からサイドポケットに狙うと、受け(許容範囲)が広いので成功率が高くなります。厚みも狙いやすく、手球--的球--狙うポケットの距離も近すぎず遠すぎないので、高得点が期待できる課題ですね」。
ビリヤード検定とは...
ポケットビリヤードのショット力を計る実技試験で、従来慣習的に用いられてきた『ビギナー、C、B、A』というアマチュアのクラスを、『10級~5段』の15段階に分けています。現在はまだ準備段階で、検定問題を先行して作成していますが、将来的に実施する『本番』の試験は年に2回、全国規模で行い、合格者は『○級・×段』の認定証を手にする、ごく一般的な『検定』の形を目指しています。