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2013.09.17 プレイヤー

日本の宝が打ち建てた金字塔

Player Pick up 土方隼斗

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4試合連続優勝、公式戦31連勝。これは先の『東海グランプリ』で優勝した土方隼斗が達成し、今なお継続中の記録だ。年間で3勝もすれば日本ランキング1位が狙える近年の国内男子界において、既にシーズン5勝を挙げている土方の独走ぶりには、形容する言葉すら見つからない。

「(東海グランプリに)出場できてよかったです」

これは土方が東海で優勝を遂げた直後に飛び出たコメントで、不参加でもベスト16の ポイントを得られていたところを、敢えて強行軍を選んで出場したプロとしての本心だろう。

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東海の勝利で年間ランキング1位に大きく近付いた


彼が今春の『関西オープン』で優勝した際の記事では『大人のハヤト』という表現を用いたが、今回の表情にはさらに円熟味を感じ取ることができた。それは『ジャパンオープン』を制覇した貫禄や、『世界選手権』において「自分が良くても勝てない時は勝てないんだなって」(土方)体感し、一層の覚悟を備えたことに因るものだと思われる。

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土方の次戦は9月29日の東日本GP第6戦。さらに連勝記録を伸ばすのか


もちろん注目度も急上昇中。今回も会場では土方のゲームを動画に収めるファンが多くいたことも印象的だった。また試合の合間に記念撮影を頼まれたり、連勝記録に対する賛辞が寄せられたり、それに応じる姿に若きエースの風格を感じさせたりも。優勝経験も敗戦の悔しさもすべてを糧にして前進を続けてきた若武者は、爽やかさを保ったままオーラを纏ってきた。

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会場では常に多くのギャラリーに注目されている


赤狩山幸男大井直幸らも明確な色を持ったプレイヤーだが、ファインダー越しに見る土方の変化もまた、彼が独自の色で輝き始めたのだと気づかされる。人一倍練習熱心で負けん気が強く、爆発的な攻撃力に加えてゲームメイクのスキルアップも果たした。そして今回の大記録。日本のビリヤードをさらにに面白くさせるその男はまだ24歳。

Akira TAKATA