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2013.09.18 プレイヤー

道具と練習と日本一への情熱

Player Pick up 河原千尋

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ジャパンオープンを制した河原千尋。彼女が2年連続3度目の東海グランプリ優勝を果たして、今年も国内女子のランキングレースが熱を帯びてきた。6戦を消化した時点で河原が首位をキープする状況だが、その後ろには高い意識を持ったプレイヤーが抜き去る機会を虎視眈々と狙っている。

以前から安定感のあるフォームから繰り出すショットに定評のある河原だが、ここに来てさらに磨きがかかった様子。漲る自信、ブレない精神力、それらは男子優勝の土方隼斗と同様に、オーラとして光線を発しているかのようだ。事実、2日間を通して「自分なりにいい試合ができたと思う」と自己採点も及第点をクリアした模様。

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東海の勝利でランキング1位奪還も見えてきた


これらについて本人に尋ねてみると、そこには明確な要因が存在していた。ジャパンオープン後のインタビューでも語っていた「イランのスヌーカーコーチに教わったことを練習で意識し繰り返した」結果、ショットの安定感が加わり、さらに「新しいシャフト(MEZZ WX900)が抜群に良くて、コンディションが変わってもイメージしたところに手球がいく」のだという。

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新たな相棒『WX900』との出会いは河原にとって大きなものだった


河原自身が「もう、これ以上はないかな?」とまで惚れ込んだシャフト。以前なら「海外などでコンディションに戸惑った時に、プレッシャーがかかるといっぱいいっぱいになることもあったそうだが、このシャフトを入手したことで不安要素が1つなくなった」と言い切るほどに相性が良いのだという。冷静な河原が「最高!」と声を弾ませるのだから、それが余程のことであるのは間違いないだろう。

そんな相棒を手にした河原が狙うのは日本ランキング1位の奪還。そのポジション獲りには「決して余裕はないですし、ギリギリのところにいる」と認識した上で、「残りの2試合(北陸オープンと全日本選手権)のどちらも優勝する気持ちで臨まないと、(同様に日本一を狙う面々に)まず勝てることはないでしょう」と高い目標を掲げる。

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残り2戦で再びこのガッツポーズが見られるか


この目標を達成するためには「結局、練習しかない」と腹を括っている。ただし、「道具が良いと練習の効率も上がるので、練習そのものが面白くなっている」のだとも。周囲が期待を寄せる世界獲りについては、「行く度に階段を登っている実感はあるけど、やっぱり日頃から意識して練習をするしかないと思います」と、視界には入っているが、到達するために足元を見つめているという印象のコメント。

国内戦では曽根恭子梶谷景美野内麻聖美らが後を追う状況にあり、残り2戦が最高にエキサイティングなものになることは間違いないだろう。しかしトーナメントリーダーが愛して止まない新シャフトへの興味が尽きない。そして10月末から開催される『女子テンボール世界選手権』にも期待を寄せてしまうのは、ウォッチャーの過ぎたる欲というものなのだろうか......。

国内女子戦線。秋に入り、最高に燃え上がってきた。

Akira TAKATA