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トピックス

2021.12.29

今年は東西グランプリが6戦行われたJPBA

2021年JPBAプレーバック

『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)並びに『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)が主催として開催されたプロポケットビリヤードの公式戦。今年は、JPBAの東西ブロックが主催するグランプリが6戦行われた。各大会の結果を振り返っていきたい。

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まずは『東日本グランプリ(GPE)』から。開幕戦の第1戦は、4月3日〜4日(土・日)、『Link 西川口店』にて開催。GPEで唯一ナインボールフォーマットだった第1戦は、塙圭介が優勝を飾った。塙は、予選最終回転で栗林達をヒルヒル(10−9)で破り、ベスト8から松村学(9−6)、照屋勝司(9−7)、羅立文(9−5)とタフな試合を勝ち抜き、2006年GPE第5戦以来15年振りのグランプリ優勝を飾った。公式戦では2012年『関東オープン』以来。

10月30日〜31日(土・日)、第2戦の中止やスケジュール変更を経て、GPE第3戦が開催(バグース六本木)。優勝は、2018年第5戦以来、通算15度目となる栗林達が飾った。栗林は、今年ベストアマ賞を受賞した酒井賢一(プールカイザー)をベスト8で破り、準決勝で照屋勝司に勝利して決勝へ。決勝では、内垣建一を8−2に抑えて優勝を果たした。

11月13日〜14日(土・日)には『アロウズビリヤード』(横浜・鶴見)にて第4戦が女子トーナメント『なでしこグランプリ』(非公式戦)と同時開催。グランプリでは土方隼斗、なでしこグランプリは高田奈実が優勝を飾った。土方は、ベスト8ら菅原利幸嶋野聖大を破って決勝へ。決勝では東條紘典を8−5で破って通算20度目のグランプリ優勝を果たした。女子のなでしこグランプリでは、高田が決勝で現女流球聖位・梶原愛を破って優勝を果たした。

12月4日〜5日(土・日)、GPEの2021年最終戦・第5戦が『ビリヤード・ロサ』(東京・池袋)で開催。羅立文が優勝&年間MVPを獲得した。決勝日の1回転目で、GP-E第1戦優勝の塙、第3戦優勝の栗林、第4戦優勝の土方、そして今年のGP-E全戦で5位以内入賞を続けている羅がベスト4に進出。最終戦にGP-E優勝者3名と最もハイアベレージを記録した羅という顔ぶれとなった。決勝に進出したのは羅と栗林。挨拶代わりの羅の②ー⑩コンビ、栗林のマスワリを皮切りに、その後もマスワリ、⑩コンビが度々見られるハイスピードなゲーム展開を羅が8−6で制し、優勝&年間MVPを獲得した。

東日本年間ランキング。3位:栗林達、MVP:羅立文、2位:塙圭介

浅野正人が悲願の初優勝!(写真/Akira TAKATA)

『西日本グランプリ』は、3月28日(日)愛知県犬山市の『R.T.B』にて第1戦が行われた。結果は、浅野正人プロ公式戦初優勝を飾った。この日は初戦のアマチュアとの対戦を危なげなく制すると、所勘治北谷好宏田中雅明和田敏幸という、グランプリ優勝経験者を続々となぎ倒してプロ公式戦初となるファイナル進出を果たした。決勝の相手は2019年日本ランキング1位の吉岡正登。決勝戦では吉岡が快調にランアウトを重ねて4-0とダッシュを決める。だが吉岡のミスを機に浅野が攻勢に転じて4連取でゲームはタイのまま終盤へ突入した。ショットクロックの影響か「らしくない」ミスが見られる吉岡に対して、緊張した面持ちながらも自分のペースでゲームを進める浅野が、終盤もチャンスを逃さずきっちりと締めて、7-5のスコアで念願のタイトルを獲得した。

2年半ぶりにグランプリを制した杉原匡(写真/Akira TAKATA)

12月12日(日)に、愛知県岡崎市の『プールバンクシー』で『西日本グランプリ第2戦』が開催。杉原匡が優勝を飾った。杉原はベスト8から弘田勝彦、浜田翔介に勝利して決勝へ。稲川雄一との決勝戦では稲川の2点先行から杉原の4連続ポイントで逆転、再び稲川の2連取で4-4のタイに並ぶ。ラスト3先は、双方の運勢の綱引きさながらの展開となり、杉原が急所を押える形で3連取でフィニッシュを決めた。

今年のグランプリでは、大会数自体が例年より少なかったことも挙げられるが、2勝以上を挙げる選手は現れず、どちらに転ぶかわからない試合が多く見られる内容だった。2022年の開幕戦は、『第33回関西オープン&第20回関西レディースオープン』が1月29日〜30日(土・日)に開催される予定だ。今年行われることがなかった男子東西統一の公式戦、女子の公式戦の熱い戦いに期待したい。