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トピックス

2021.09.27 トーナメント

9月のJAPAタイトル戦は喜島安広が2連勝!

第60期名人戦 名人位決定戦@セスパ東大宮店

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喜島安広が2期連続防衛


9月26日(日)に埼玉の『セスパ東大宮』で開催された『第60期 名人位決定戦』は、現名人の喜島安広が挑戦者の木村善広をセットカウント5-2で撃破。喜島は第58期の名人位奪取から2期連続での防衛に成功し、通算獲得期数を「4」に伸ばした。喜島は先日行われた『JAPAマスターズ』でも4連覇を成し遂げており、改めてアマチュア界での「喜島一強」を印象付ける結果となった。

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会場となった『セスパ東大宮店』


名人位決定戦のフォーマットはローテーション300点の5セットマッチ。フルセットまで行けば300点ゲームを9セット撞く計算になる長丁場だ。300点というと1セットで最大5ラック、最小で3ラックという計算になる。今回、7セット中3セットがフルラック勝負。そこを2勝1敗とした喜島が要所をキッチリと締めた形だ。

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挑戦者・木村善広


力感溢れる喜島のプレーとは対照的に、この日の木村はショットクロックをフルに使い、エクステンションも惜しげもなく使って、着実なプレーを心がけていた。「イージーミスをなくしてしっかり取り切って、プレッシャーをかけていくことで相手が崩れるのを待つ、というのが今日の目標でした。でも、なかなか崩れてくれませんでしたね」と、試合後に木村はコメントしてくれた。今回、条件的なことを挙げていけば木村に不利なことばかり。名人位決定戦がこれで4度目となる喜島に対して木村はもちろん初めて。会場は喜島のホームだし、A級戦優勝者である大坪和史の出場辞退によって、木村が挑戦者に決まったのはわずか2週間前のことだったのだ。

 共に全日本アマローテA級優勝者の対決は喜島が攻めて木村が凌ぐという展開で進んだ。木村にとって残念だったのは、第4セット以降のブレイク機会全て、9回連続でブレイクノーインだったこと。第5セットなど、4ラック全てでブレイクノーインだったにも関わらず木村が300-115で勝利。これはJAPA的にも珍記録ではないだろうか。

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第5セットのスコア


最終セットとなった第7セット、2ラック目のラスト⑮番を木村がミス。試合開始から8時間が経ち、さすがに疲れが出てしまったのか。喜島からすればセットカウント4-2とリードしているとはいえ、このセットは勝負所。ここを落として4-3とされたらもうわからなくなるのが勝負の流れというものだ。第4ラックで逆転し、第5ラックはブレイクから木村に撞かせることなく一気に試合を終わらせたのは、やはり喜島が歴戦の強者である証明だ。

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当代最強アマであることを改めて印象づけた


ある大会関係者の終了後の第一声は「無事に開催できてホッとしました」だった。出場者はわずかに2名、コロナのワクチン接種も進み、新規感染者数も劇的に減りつつある現状ながら、緊急事態宣言が解除された訳ではないから、大会運営に当たっては十二分な感染防止対策が必須。運営の中心を担った埼玉SPAのメンバーとしては、喜島の防衛を喜ぶより安堵の声が先になったのも無理はない。次のJAPAタイトル戦は2週間後の10月9~10日に『第29期 球聖位決定戦』だ。

On the hill!