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トピックス

2021.09.11 トーナメント

大井直幸がテンボール世界選手権準優勝!

大会最終日@ラスベガス・ホテルリオ

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決勝戦で惜しくも敗れたが、ワールドクラスのプレーを魅せ続けた大井直幸


9月6日〜10日(月ー金)の日程で開催中の『テンボール世界選手権』。先程その決勝戦が終了し、日本から出場の大井直幸(JPBA)が、アルバニアのエクレント・カチに6-10で敗れたものの、自身初の世界選手権タイトル獲得にまた一歩近づくキャリアハイの成績で大会を終えた。

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会場となったホテルリオ内の特設会場


この大会の参加者は世界各国のトップ選手64名。テンボール8ラック先取、ベスト16までダブルイリミネーション、以降はシングルイリミネーション、10ラック先取のフォーマット。

大会最終日、大井直幸はまず準決勝でフィリピンのヨハン・チュアと対戦。この試合、序盤から1-5と大きなリードを許した大井だったが、ここから粘り強く追い上げ、第12ラックのマスワリで6-6、さらに次ラックも取って逆転に成功。

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ラストラック、このジャンプショットを決めた大井が決勝へ


しかしチュアも第13ラックの大井のミスをきっかけに2連取で再逆転。ここからゲームはさらに緊迫感を増し先に9-8とリーチをかけたのはチュア。しかし第18ラック、大井のポジションミスから訪れたチャンスを決めきれず、大井がこのラックをしっかり取り切って追い付くと、最終ラックはチュアのブレイクノーインからプッシュアウト。パス後のジャンプショットで①を沈めた大井がそのままランアウトを果たして自身初の世界選手権決勝に進出。

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決勝戦は約2時間遅れてスタート


悪天候による停電の影響で予定より2時間ほど遅れて始まった決勝戦で、アロイシウス・ヤップ(シンガポール)との戦いを制して勝ち上がってきたエクレント・カチ(アルバニア)と対峙した大井。このゲームでも序盤からブレイクに苦しみ1-4と先行されるが、カチのブレイクも決まらず、ミスにも助けられて3連取で4-4に追い付く。

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このゲームは両者ともにブレイクに苦しんた


ここからカチが正確無比なプレーで7-5と再びリードして迎えた第13ラック。カチのファウルからチャンスを得た大井だったが④でシュートミス。この後カチもすんなり取り切れず⑧でセーフティ。しっかりとブラインドになった⑧に向かった大井は、エクステンションを使って時間を取り、ここで空クッションからスーパーショットで⑧をねじ込んだが、次の⑨をミスしてしまい5-8とリードを広げられる。

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ここから⑧を見事に沈めた大井。この日一番の歓声が上がった


この後マスワリで5-9とリーチをかけられた大井も次ラックでマスワリを返して1点を返すが、最終となった第16ラック、大井の①④ジャンプコンビが惜しくも外れテーブルがオープンになると、カチが落ち着いてテーブルをクリアし10-6。初の世界選手権タイトルを獲得した。

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22歳のカチが世界初制覇


大井直幸の世界一への挑戦は、今回は惜しくもあと1勝というところで終了となったが、この後、9月13日からは本場アメリカ最高のメジャータイトル戦である『USオープン』がスタートする。並み居るワールドトップスターの中で本物のビリヤードを魅せ続ける大井直幸が挑む次週の戦いにも大いに注目したい。

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写真提供/森覺摩
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