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トピックス

2019.07.29 トーナメント

柯秉中が初の世界王者に輝く!

吉岡正登は国際大会での自身最高位となる3位タイ入賞

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2019年テンボール世界チャンピオン:柯秉中(台湾)


7月26日(金)、5日間にかけてアメリカ・ラスベガスで行われていた『テンボール世界選手権』が閉幕した。この大会は招待制となっており各国のトップクラス、国際舞台で名を轟かせる選手が勢揃いとなっていた。その中で日本予選を2位通過したJPBAの吉岡正登は会場の重圧に呑まれることなく、格上の選手達を次々と撃破して大躍進を見せた。

吉岡以外にベスト4へと勝ち上がったのは2015年大会覇者の柯秉逸(台湾)、現ナインボール世界王者であり、WPAランキング1位のヨシュア・フィラー(ドイツ)、7月第1週に行われた『2019アジア選手権』で兄の柯秉逸に勝利して初優勝を飾った柯秉中(台湾)と、錚々たる顔ぶれとなった。

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3位タイ:吉岡正登


吉岡の準決勝の相手は柯秉中。この試合はそれまで強豪選手を打ち負かしてきた試合とは異なり、序盤から吉岡にミスがたびたび起こり柯秉中にリードを奪われる。その結果、柯秉中が終始リードを保ったまま試合が進み10−3で勝利。吉岡の世界への挑戦は準決勝で幕を閉じた。

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3位タイ:柯秉逸 テンボール世界選手権連覇ならず(写真は昨年の全日本選手権)


もう一方の柯秉逸vsフィラーは、柯秉逸がフィラーのミスを活かし、6−9から8−9へと追い上げを見せた。しかし、第18ラックは①が隠れてセーフティ合戦となり、これをフィラーが制して10−8で試合終了。決勝戦は21歳のナインボール世界王者vs23歳のアジア王者というカードに。

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フィラーはタイトル獲得が期待されたが惜しくも準優勝(写真は昨年のナインボール世界選手権)


決勝戦序盤はフィラーが5−3とリードを取って主導権を握るも、柯秉中は決して焦ることなく冷静な試合運びを見せ7−7と、決勝戦に相応しい一進一退の攻防が続いた。しかし、その後は柯秉中が爆発。マスワリ、裏マス、マスワリと、フィラーに撞く隙を与えず3ラック連取で試合を決めて初優勝。7月の間にアジア王者とテンボール世界王者の2冠に輝いた。

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ゲームボールを決めた直後の柯秉中


また、今回の大会でJPBA勢最高位タイ(2011年大会で赤狩山幸男が残した3位タイと並ぶ)となる結果を残した吉岡は自身のブログで『今回の結果は自分でも驚くべきものでした。自分の実力でもしっかりと戦えると自信になりました』と綴っていた。世界のトップクラス達と互角に渡り合い、ベスト4へと勝ち上がった経験は今後の選手生活において大きな糧となるはずだ。

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写真左から3位タイ:柯秉逸、優勝:柯秉中、準優勝:ヨシュア・フィラー、3位タイ:吉岡正登


写真提供:JP Parmentier / CSI 2019