WEB CUE'Sトップ > スキルアップ > No.33 界敦康プロの「ジミー」

スキルアップ

スキルアップ

衝撃撞画 【一覧】

No.33 界敦康プロの「ジミー」

speed_key.jpg

ビリヤードはテーブル上で展開する物理学。通常では見る事のできないボールの動きやビリヤードの様々な現象をハイスピードカメラで検証していきます。

今回の映像は、これまで全日本アーティスティック選手権優勝5回、'11年の世界アーティスティック選手権では銅メダルを獲得、現在のJPBFスリークッションランキングは3位という日本キャロム界のトッププロ、界敦康プロの華麗なショットをご覧頂こう。

キャロムのアーティスティック競技には規定の種目があり、その難易度によって5~10点の得点が決められているが、映像はその中の一つで「ジミー」と呼ばれる7点のショットだ。キューを立てて手球を撞き下ろすマッセを使ったショットで、図のようにテーブルのコーナーに手球と2個の的球を配置して、長クッションと短クッションに2回ずつ、計4クッション以上を使って、最終的に第2的球に当てれば成功となる。

jimmy.gif

映像を見てみると、キュー先が手球を引っ掻くように捉え、それによって強烈なスピンを与えられた手球がめまぐるしくコーナーを動き回り、計6回クッションに入った後に赤球にヒットしている様子がよくわかる。ちなみに映像に映っている紙片はティッシュペーパーで、ショット時の衝撃でラシャに跡が付くのを抑えるために手球の下に敷いていたものだ。

撮影・監修:須藤路久

ビリヤード・インストラクターとしてこれまでに初心者を中心に延べ1000人を超えるプレイヤーを指導。その経験から得られた、有効性が確認されたビリヤードのエッセンスを、できるだけわかりやすい言葉で解説する、本誌の「Main Billiards Analyzer」。