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2017.06.28 トピックス

【JO特集 Vol.10】 Play back 2009

過去最大のJO。大会3連覇を阻んだ「まさか」の9番


2009年は男子490名、女子103名の計593名が参加、過去最大規模のジャパンオープンとなった。男子の参加人数は、現在は定員が480名と定められているため、これだけ多くの人数が集まることは、これから先もしばらくないだろう。

2005年から2008年までは男子フィリピン勢が4年連続でジャパンオープンを制していて、当然ながら、この年のJPBA男子勢はタイトル奪還に燃えていた。一方で女子は栗林美幸(当時は福家美幸)が2007年、2008年と2年連続でジャパンオープンを優勝しており、この年は大会3連覇に大きな期待が寄せられていた。

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前年まで2連覇の栗林美幸(当時の姓は福家)


決勝日、ニューピア・ホールにたどり着いたJPBA男子プロは9名。抽選の結果、ベスト16は高橋邦彦vs田中雅明を除き、残る7カードで日本選手vs海外選手という図式になった。ジャパンオープンのタイトルを取り戻すためには、まずこのベスト16戦で1人でも多くのJPBA勢が勝つ必要があった。

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田中雅明


しかしその結果は惨憺たるものに終わる。鈴木清司福本宇太郎、鎌田啓之、塙圭介赤狩山幸男森嶋満義原口俊行の7名全員が海外勢に敗戦。状況は一転して、ベスト8に残ったのはJPBA対決を制した田中雅明ただ1人ということになった。その田中もベスト8で郭柏成(台湾)相手に7連続マスワリで勝利と、見せ場を作るも、続く準決勝のラミル・ガレゴ戦では敗戦。日本人優勝の夢はここでついえた。もう一方の山では羅立文柯秉逸アレックス・パグラヤンを倒す活躍を見せ、決勝戦に進出。ちなみに羅はこのジャパンオープンが終わった後、JPBAに移籍することになる。

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羅立文・この年のジャパンオープン終了後にJPBA移籍


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柯秉逸


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アレックス・パグラヤン


女子は、3連覇がかかる栗林が準決勝で夕川景子と激突。試合は一進一退の攻防を見せ、7-7のフルセットとなる。最終ラックのブレイクは夕川だったが、残り6球でフリーボールを栗林に献上。この時点で会場の誰もが栗林の3連覇をかけた決勝戦進出だと思っており、実際に栗林は9番までしっかりとポジションした。しかし、ここでまさかのシュートミス。夕川は突然巡って来たゲームボールに緊張の色を見せながらも、3回構え直した後に、しっかりとこれを沈めた。

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夕川景子


決勝戦、男子は羅立文vsラミル・ガレゴ。「シュートとセーフティが良かった」というラミル・ガレゴが、終始リードを保ち続け、9-4で勝利。エフレン・レイズアントニオ・リニング、アレックス・パグラヤン、デニス・オルコロに続く5年連続のフィリピン人チャンピオンとなった。夕川景子vs陳禾耘(当時の名前は譚湘玲)の日台対決となった女子決勝は6-6まで縺れるも、セーフティを有効に決めた陳禾耘が8-6で試合を決め、優勝を果たした。

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男子優勝、ラミル・ガレゴ


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女子優勝、陳禾耘。陳は2016年の『全日本選手権』で再び日本での優勝を果たすことになる。


結局この年は男女ともに日本人が優勝することはなかった。特に男子は2003年に当時アマチュアだった西嶋大策が優勝して以来、2013年に土方隼斗が10年ぶりの日本人優勝を果たすまで、長いトンネルを歩くことになる。