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2016.08.09 アイテム

「CUE'S9月号」隼斗特集のこぼれ話

第2特集『土方隼斗、「撞球の王」へ!』

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特集では泣く泣く割愛した、隼斗プロのフルパワー・ブレイク


8月4日に発売を迎えた『ビリヤードCUE'S』9月号の第2特集では、土方隼斗プロ個人を大々的に取り上げさせてもらった。発売から少し時間も経ち、既にご覧になった方もいるかもしれない。百獣の王・武井壮さんとの対談記事や2人を起用した表紙は、『facebook』や『Twitter』(@CUES_BAB)の反応からも、少なからずご好評をいただいているのだと、勝手に予想はしている。では、少しばかり本特集の制作段階でのこぼれ話をば。

小社の9月号に向けた編集会議において、本特集にGOサインが出たのは5月の下旬の話。その時点では、まさか『ジャパンオープン』までも隼斗プロが優勝するとは思っていなかった。その可能性は十分にあるとは感じていたものの、それが極めて勝ちにくい大会であることも理解しているからこそ、こればかりは「蓋を開けてみないとわからない」というのが正直なところだった。従って、元々この特集は隼斗プロの『ジャパンオープン以前の優秀な戦績』を基に組まれたものだったのだ。

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JO優勝により、特集により重みが!!


そして今年、隼斗プロの国内公式戦績は11戦6勝と群を抜いたものであると、本サイトや9月号の特集でも紹介した。現在、これが驚異的な数字であることに異を唱えられる者はいないだろう。そして決勝進出率が80%強とも伝えた。傍から見るとこれも圧倒的なのだが、隼斗プロ曰く「準優勝なんて、何も嬉しくない――」。確かに『数年経って、優勝者(チーム)は覚えていても、準優勝者(チーム)は忘れられてしまう』といった類の話は、ビリヤードに限らず、よく耳にする。

しかし、本人談は「――ですけどね、本来」と、続きがある。今年に限っては「色んな人に、決勝進出率(11戦中9回)をフィーチャーしてもらっているから」、決勝で負けたとしても、「(周囲からの)期待には応えられた」といった感触があるそうだ。プレッシャーではなく、自らのノルマとして『強い気持ち』で試合に臨めているからこそ、今の"異常な強さ"があるのだと感じる。果たして、'16年後半戦は「隼斗's ○○○○」の中にどんな言葉が入るのだろうか。

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9月号対談記事より


こぼれ話ついでに、隼斗プロと武井さんの対談の後に急遽行われたレッスンについても少し。本誌が武井さんのプレーで最も驚かされたのは、手球を撞く力加減だった。現時点でできる『ネクスト』に対する最適な転がりを与えていて、編集部は目を奪われた。始めたての頃にありがちな、いわゆる『シバく』ようなことが決してない。シュート力やヒネリを使ったキューボールコントロールなどはこれからさらに磨かれていくと思われるが、既にビリヤードのプレーイメージはバッチリ掴んでいる様子だった。

本格的にキューを握って数回という段階でそうできている理由は、武井さんが数々のスポーツ、球技に触れてきたことで得られた経験、ボールの動きに対する理解が活きてこそなのだろう。隼斗プロが対談中に語った「こんなにすぐできるものなんだ」を、まざまざと見せ付けられたひと時だった。